産後女性の約2割が「性欲が全くなくなった」と回答。夫婦仲を良くするにはどうすればいい?

夫婦の性生活 TENGAは11月中旬、「産後性生活に関する意識調査」の結果を発表した。調査は今年9月20日〜24日に実施。第一子出産後1〜5年の夫婦を対象とし、20代〜40代の男女各100人、合計600人から回答を得た。  子どもが生まれた後は育児に追われたり、生活環境に変化があったりして、産前のようにセックスができないケースがある。産後夫婦の「性生活」の実態について調査した。

産後女性の5人に1人「性欲が全くなくなった」

 「産前・産後の性生活全体の満足度」を聞くと、産前は「満足」(「満足」と「やや満足」の合計)と答えた人が77.2%、「不満」(「不満」と「やや不満」の合計)は22.8%だった。  一方で産後は、「満足」(同、57.5%)と答えた人が減り、「不満」(同42.5%)に感じる人が増える。産前と比べると約2倍に上る。 「出産の前から後にかけて、自身の性欲に何らかの変化はあったか」を男女別に質問したところ、「減った」の回答率は女性が70.3%、男性は36.6%。また「減った」のうち、「性欲が全くなくなった」と答えた人の割合は、女性が19.3%に対して男性は6.3%と、性差が見られた。

セックス再開は「6ヵ月〜1年」が最多。「子育てで忙しく、時間がとれない」

 調査対象のうち女性300人に対して「産後にセックス、マスターベーションを再開した時期」を聞いた。  セックスについては、「6ヵ月~1年未満」(20.7%)で再開する人が最も多く、「1年以上」(16.8%)が続く。産後の傷が癒え、子育てに慣れ始めてゆとりができたころに始める人が多いと考えられる。「まだ再開していない」と答えた女性も22.3%いた。  マスターベーションについては、「まだ再開していない、したことがない」(45.0%)が最も多く、2番目に多かったの「6ヵ月〜1年未満」(15.7%)を大きく引き離している。  調査には、セックスとマスターベーションを再開した時期と理由についてフリーコメントが寄せられている。 「セックスは子どもに付きっ切りで忙しくて時間が取れず、2人目の妊活とともに再開。マスターベーションはストレス発散になった」(20代女性 セックス:産後1年以上、マスターベーション:産後3~4ヵ月未満) 「セックスは第2子を考え始めたから。マスターベーションは産後の痛みが癒えたため再開」(30代女性 セックス:産後1年以上、マスターベーション :産後2~3ヵ月未満) 「両方とも授乳が終わったから」(40代女性 セックス:産後2年以上、マスターベーション:2年以上)
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キスやハグをするだけで夫婦仲はキープできる
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