Youtubeを全て視聴 立花党首らの問題発言とは
ここ最近ニュースを賑わせている「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首。
7月の参院選で当選してから、マツコ・デラックスさんを使った炎上商法や、対談動画における「あほみたいに子どもを産む民族はとりあえず虐殺しよう、みたいな」発言、N国に所属していた議員に対する脅迫容疑で書類送検、さらにわずか2ヶ月ほどで参議院議員を辞職し、参議院埼玉選挙区補欠選挙への出馬など、話題には事欠かない。
過激な発言や炎上商法と呼ばれる手法に多くの批判が集まる一方、「N国がどのような政党なのか?」や「立花氏がどのような人物なのか?」などを知る人は少ない。そこで、立花氏やN国を分析するために、立花氏のYouTubeチャンネルの動画1406本を、全て視聴することにした。
第2弾では、N国党議員たちの過去の問題発言について分析していく。
【前回記事】⇒
NHKから国民を守る党、立花党首の動画を全て視聴してみた<N国徹底解剖・Part1>
N国党のホームページによると現在、参議院に1人(立花氏が補選に立候補したため、10日に自動失職。今年7月の参院選挙で、N国比例名簿で次点だった浜田聡氏が、繰り上げ当選となる見通し)。衆議院に1人。地方議会に30人の議員が在籍している。
立花氏は動画内(2018/10/10)で、N国党の議員に関し「左翼も右翼も保守も革新も公認します」と述べている。このように、「NHKをぶっ壊す!」以外に党から政治信条を求められないため、N国党には過去に過激な発言をし、批判を浴びた議員も在籍している。
国後島へのビザなし訪問中に
「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」などと発言し、日本維新の会を除名された丸山穂高衆院議員は、入党後にも
「(竹島について)戦争で取り返すしかないんじゃないですか」と発言し再び批判を浴びた。
丸山議員からすれば、”リアリストな俺からしたら、北方領土と竹島を取り返す方法は戦争しかないだろう”とでも言いたいのかもしれないが、国連憲章2条4項で戦争は禁止されているため、丸山議員の発言は現在の国際秩序の中で最も非現実的でルール違反な選択肢だ。そのような案しか提案できない丸山氏は、政治家として外交・安全保障を考えることを放棄しているとも受け取れる。
立花氏は、動画内(2019/08/18)で、「ろくに仕事もせずたくさんのお給料を貰っている人」を既得権益者と呼び、「政治家、ろくに仕事しない人多いですよね」と発言している。立法の仕事をしない政治家を強く批判している立花氏が、丸山議員を自党に受け入れるのはあまりに矛盾した行為だ。
その他にも、過去に
「辻元清美を射殺しろ!」と発言した中曽ちづ子川西市議。この発言の真偽をTwitter上でユーザーから問われた際に、中曽氏は「辻元清美を〇〇はプライベートで冗談で言いましたがそれって民族差別じゃないですよねー」(2019/08/06 AM08:30)と発言している。