・インテリアを選ぶ楽しみがある
Sonderは「
ホテルのような信頼性があり、同時に温かみとその部屋ならではの個性がある宿」を謳っているだけあり、インテリアへのこだわりは強く、部屋によってラグジュアリー、モダン、ナチュラルとさまざま。建物自体にプールやジムが併設されている場合もある。
こちらは友人夫婦が使ったほうのベッドルーム。同じ部屋でもインテリアが違うのも楽しい。ベッドルームには広いウォークインクローゼットつき。アイロンも常備されていた。
・使い勝手のいいキッチン&リビング
部屋の中心にはキッチンとリビングがあり、自宅のようにくつろぐことができる。テーブルで朝食をとったり、ソファでお酒を飲んでくつろいだりと、ゆったり過ごすことができた。
包丁やフライパンなどのキッチンツールや、お皿、グラスなどは一通り揃っている。電子レンジやポットといった家電、塩、砂糖、オリーブオイルといった基本的な調味料もあった。もちろん冷蔵庫も完備されている。
・洗濯機で汚れ物を洗濯できる
部屋には洗濯機も備えつけられている。9月のニューオーリンズはまだまだ暑く、汗をかいたため、部屋で洗濯できたのは助かった。
洗剤は、日本から持参した1回用のミニパックを使用。乾燥機もあるので、ベランダに干す必要はない。
・タオルの交換も可能
我々は頼まなかったが、連絡すればタオルの変更や掃除もすぐしてくれるそうだ。バスルームにはシャンプー、トリートメント、石けん、ボディクリームの基本アメニティーもある。
・2組で泊まってもプライバシーが保たれる
寝室とトイレ&浴室が2つずつあるため、2夫婦で泊まってもプラバシーが守られた。
●立地に比べて手頃な価格で宿泊できる
最後に、気になる宿泊料について。
我々の部屋は、日曜から
3泊して約5万5000円だった。2組で泊まったので、
1組1泊9000円程度ということになる。
ニューオーリンズのホテル代の相場から考えると、広さ・設備・立地でこの価格はかなりお値打ちだったと思う。値段は曜日や状況によって変動するようで、土曜日は高めのようだ。
2人用、4人用、6人用、8人用と、宿泊人数にも広く対応している。同じ建物内にSonderが所有する部屋が複数あるケースもあるので、いろいろな使い方ができるだろう。
2019年8月現在、Sonderは合計
20都市に展開。ニューヨーク、サンフランシスコ、シカゴ、マイアミ、ボストンといったアメリカの都市だけでなく、カナダのトロントやモントリオール、さらにロンドンとローマと、ヨーロッパにも進出している。
ホテルとも民泊とも違う、第3の宿泊サービス・Sonder。より自由にカスタマイズできる旅のスタイルが求められている時代、この先もまだまだ成長していくのではないだろうか。個人的には、民泊への精神的ハードルが高い傾向にある日本においても可能性のあるビジネスのような気がしている。