投信でもハイリターンを狙える!? レバレッジ型投信の上手な活用法とは?
投資信託というと、ビギナー向けというイメージが強いが、実は堅実投資から夢の一攫千金まで、バリエーション豊かな投資が可能だ。知られざる投信の魅力について、専門家や個人投資家に取材した!
投資信託は値動きが安定しているとか、堅実な投資先といったイメージがあるかもしれないが、短期で資産倍増も夢ではないハイリスク・ハイリターン商品もある。日経平均株価など基準となる指数の数倍の値動きを狙うレバレッジ型の投資信託だ。
「レバレッジ型の商品は、前日との価格差がレバレッジの倍数分大きくなる仕組みです。日経平均株価が1%上昇したら、3倍のレバレッジ商品は3%上昇するイメージです」(資産運用に詳しいファイナンシャルプランナーの深野康彦氏)
こうしたレバレッジ型の商品といえばレバレッジETFが定番で、活発に取引されている。ETFに比べると認知度も低いレバレッジ投資信託にはどんなメリットが?
「ETFは1日何度でもリアルタイムで取引できるので、価格を確認して買いたい人やデイトレードに向き。一方、投資信託は1日1度しか価格がつかないので機動的な売買には不向きですが、4.3倍というETFにはない高倍率が魅力。相場の大底や天井の取引にぴったりです」
ちなみに、これらのレバレッジ商品には上昇時に利益が出る「ブル型」に加え、下落時に利益が出る「ベア型」もある。ベア型でも3・7倍のレバレッジをかけられるので、うまく使えば市場が総悲観状態のときに一人だけ笑いが止まらない、なんてことも可能になるのだ。
ただし、これらのレバレッジ型の商品は、長期ではなく日々の値動きで価格が変動するため、上昇と下落を繰り返すようなレンジ相場では利益を出しにくい。大きなトレンドが出ているときを狙って短期勝負するのがよさそうだ。
4倍超のレバレッジが可能。下げ相場でも利益獲得
ETFとはまた違ったメリットとは?
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