ダイエットや恋愛に貯金……。今夏の目標を必ず達成できる「3つのポイント」
あなたの、この夏の目標はありますか? ダイエット? 貯金? それとも恋愛成就でしょうか? ただ、目標を立てたはいいものの、結局達成できずに挫折してしまう…という方も多いのではないかと思います。
自己啓発や心理学の分野では、古くからこの「目標達成」に関するさまざまな研究がなされてきました。結論から言えば、どんな目標に関しても、たった3つのポイントに気をつければ、カンタンに達成することができます。
今回は、目標達成に関する理論やフレームワークを幾つかご紹介しながら、この「必ず目標を達成できる3つのポイント」について見ていきたいと思います。
人はどのように目標を達成するのか。なぜ目標を達成できる人とできない人がいるのか。さまざまな研究者がこのことについて調べてきました。それらの研究結果のなかから、特にわかりやすい3つのフレームワークをご紹介したいと思います。
1.「SMARTの原則」
これはよく知られているフレームワークのため、ご存知の方も多いかもしれません。「SMART」とは、
Specific(明確な)
Measurable(計測可能な)
Attainable(達成可能な)
Relevant(現実的な)
Time-limited(期限つきの)
の頭文字をとったものです。
つまり目標を達成するためには、達成しうる目標を「設定する」必要がある、という考え方です。具体的には「明確」で、「計測可能」であり、「達成可能」で、「現実的」であり、「期限つき」の目標を設定すると、その目標を達成しやすくなると言われています。
2.「GOSPAモデル」
「GOSPAモデル」とは、『カエルを食べてしまえ!』などの作品で知られる、ブライアン・トレーシーが自身の著書のなかで示しているモデルであり、
Goal(達成したいゴール)
Objectives(そのための目標)
Strategies(そのための戦略)
Priorities(優先事項)
Actions(行動)
の頭文字をとったものです。
「Goal」とはつまり、最終的に成し遂げたい成果であり、たとえばビジネスなら、売上、収益、成長率、株価などの定量目標が考えられるでしょう。
「Objectives」は、ゴールを達成するためにクリアしなくてはならない中間目標であり、「Goal」がはしごの最上段だとすれば、途中の段にあたるとトレーシーは述べています。
「Strategies」は、目標を達成するための具体的な手段であり、「Priorities」は、そのなかでもゴールや目標を達成するうえでとりわけ重要な活動です。
そして「Actions」とは、戦略を実行し、目標を達成し、ゴールを完遂するために行なうべきアクションのことを指します。こうして、具体的なゴールや目標としてそのための戦略や行動を検討していくことで、最終的なゴールに到達しやすくなるという考え方です。
3.「マイクロ目標」
「マイクロ目標」とは、世界有数の投資銀行、ゴールドマン・サックス社の女性役員として活躍する、キャロライン・L・アーノルドがその著書、『世界のトップエリートが絶対に妥協しない 小さな習慣』で提唱したものです。そしてそれには以下のような特徴があります。
「結果」に関する目標ではなく、「行動」に関する目標を立てる
どの「行動」を目標とすべきか、「結果」に及ぼす原因を分析する
確実に続けられる、無理のない目標にする
「『行動』に関する目標を立てる」とは、たとえばダイエットで言えば「10kg体重を落とす」という目標ではなく「夜寝る前に食べない」という目標にするということです。
体重という結果を目標にしてしまうと、1kg増えた、減ったで一喜一憂してしまいますが、食べないという行動を目標にすれば、それ自体を自分で管理できます。
また、「『結果』に及ぼす原因を分析する」とは、たとえば「よく遅刻してしまう」という結果の原因を分析したら、意外と朝、財布の中身を入れ直すのに時間がかかっていることにあるとします。その場合は目標は「夜、寝る前に財布の中身を整えておく」という行動になるはずです。
「確実に続けられる、無理のない目標にする」とは、たとえば「毎日ウォーキングする」ではなく「週に1回歩いて通勤する」にするということです。この難易度を下げるということは、続けられない言い訳をできなくするということでもあります。
こうして、「結果」にインパクトを及ぼす、無理のない「行動」を目標にすれば、結果として結果を出しやすくなると彼女は述べています。
「目標達成」に関する3つのフレームワーク
「何Kg落とす」ではなく、「食べない」を目標に
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