104円台まで指値を入れて急落相場で米ドルを買い集めよ
「
100万円の資金に10倍のレバレッジをかけて10万ドル買えば年間のリターンは30%。あとは1年後に100万円をトレードで130万円に増やす自信があるかどうか。その自信がないなら、デイトレするよりも米ドルを買って放置しておいたほうがいい」
スワップ狙いと考えると、レバ10倍は少々高めだが……。
「
余裕を持ってポジションを取りたいのならレバ2倍程度(50万円の証拠金で1万ドル)でもいい。そこは人それぞれ。レバ10倍だと、約10%の下落で強制ロスカットですから。110円で買ったとすると100円割れに耐えられるかどうか。でも、5年後に1ドル=75円か、110円かと言われれば、おそらく今の水準にいる可能性のほうが高いでしょう。もちろん、瞬間的な円高局面はあるだろうし、そのとき100円を割る可能性もゼロではない。だとすれば、建値が110円を上回ることがないよう、下でコツコツ買っていけばいいだけの話です」
タカシ氏自身、突然の円高に備えて下に指値を並べているという。
高スワップがレバ低下を促す米ドル 図版/ウエイド
「105円で買っておけば5年位内に利確できる場面があるだろう――そう考えて
104円前半まで指値を並べておいたら、今年1月のフラッシュクラッシュ(急落)で約定してくれたんです。今後も下を試す可能性があるので、
100円割れの水準まで指値を置いて放置してあります。米ドル/円が100円割れの水準で買えれば、5年放置できるポジションになるでしょう」
「強いアメリカ」を目指し米ドル買いを加速させるトランプ大統領の政策
ファンダメンタルズはどう見るか?
「トランプ米大統領の言動が『予測不能』と言われますが、その
発言内容は『強いアメリカを目指す』で一貫している。米中貿易戦争にしても、アメリカが強くなるための交渉です。つまり、トランプ政権下でドルは強くなり続けると想像できる。そもそも米ドルは基軸通貨だからドル需要は根強い。常識的に考えれば
5年後、90円台にいるよりは120円を目指すほうが可能性は高いでしょう」
<’20年以降米ドルは120円台を目指す?>足もとでは円高局面もありうるが1月安値の104.82円がサポートに。トランプ大統領が目指す「強いアメリカ」を実現すればドル高へと転換し、来年以降120円を目指す展開も。円高局面での押し目買いが有効だ 図版/ウエイド
大きな動きがなければ、やがてくるであろう120円を待ちながら安定してスワップを稼げる。
「時間に余裕があるときは細かくポジション調整してもいい。たとえば移動平均線を見ながら、『下で買って移動平均線まで戻ってきたら一部を利益確定、下がったら再び買い』といったように繰り返すだけでも、資金効率は大幅に上がる。あるいは、貯まったスワップを原資にしてスウィングトレードしてもいい。それならリスクゼロでトレードできるので精神的な負担も抑制できる」
ただし、狙いはあくまでもスワップだ。短期トレードはほどほどに。
「1万ドルで年3万円のスワップがもらえるということは労せずして300pipsが稼げるということ」
億越え社会人1年生に従えば、労せずして年30%の不労所得を得られるかも!? くれぐれもレバのかけすぎには用心したい。
<タカシ流円キャリー3か条>
1 政策金利2.5%でもレバ10倍なら米ドルで年利30%も可能
2 急落局面に備えて安値に買いの指値注文を並べておく
3 トランプの「強いアメリカ」政策=「強い米ドル」と同意
【タカシ氏】
元大学生“億”トレーダー・浪人生時代に投資を開始。イギリスのEU離脱に関連した英ポンド暴落相場などで勝利。億をゆうに超える資産を築く。ツイッターは
@gyo02091995
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