森友学園報道のスクープ報道で安倍政権に忖度!? NHKを退職した記者が語る「報道の危機」
「誰にでも一分の理はある」。メディアが伝える籠池氏の姿への違和感

5月8日、大阪市内のロフトプラスワンウエストで籠池泰典氏とトークイベントを行った相澤氏
各テレビ局の上層部は、報道人としての魂を失っている
 相澤氏は「今のNHKは私がいたころよりも、もっとひどくなっています」と見ている。
「政権による放送への圧力・介入どころか、NHKの側からヨイショをしにいっている。これまでは絶対にやってこなかったことをやっています。安倍首相に食い込んでいると評判の岩田明子さんは、首相の代弁者かのようになっています」
 さらに「NHKだけでなく、各テレビ局の上層部は報道人としての魂を失っている」とも指摘する。
「安倍政権は、非常にマスコミ操作がうまい政権です。これはNHKだけでなく民放にもいえることですが、各局の上層部は政権とつながっています。本来であれば、官邸からの介入があっても『そんなことはできない』と、断固拒否できる立場にあります。しかし、それをせずに言いなりになったり、圧力もないのに忖度したり。
 しかしこれを『安倍官邸が悪い』のかというと……。まあ『良い』とは言いませんけれども、自分たちに都合のいい放送をしてほしいと働きかけるのは、ある意味当然のこと。権力が何を言ってこようと、不当な介入だと思ったらつっぱねるべきなのに、それができなくなっている。だから支配されてしまう。これは報道機関側の問題です。NHKに限ったことではなく、民放も新聞社も含めて、日本の報道機関全体の危機であると考えています」
 相澤氏は「今のNHKは私がいたころよりも、もっとひどくなっています」と見ている。
「政権による放送への圧力・介入どころか、NHKの側からヨイショをしにいっている。これまでは絶対にやってこなかったことをやっています。安倍首相に食い込んでいると評判の岩田明子さんは、首相の代弁者かのようになっています」
 さらに「NHKだけでなく、各テレビ局の上層部は報道人としての魂を失っている」とも指摘する。
「安倍政権は、非常にマスコミ操作がうまい政権です。これはNHKだけでなく民放にもいえることですが、各局の上層部は政権とつながっています。本来であれば、官邸からの介入があっても『そんなことはできない』と、断固拒否できる立場にあります。しかし、それをせずに言いなりになったり、圧力もないのに忖度したり。
 しかしこれを『安倍官邸が悪い』のかというと……。まあ『良い』とは言いませんけれども、自分たちに都合のいい放送をしてほしいと働きかけるのは、ある意味当然のこと。権力が何を言ってこようと、不当な介入だと思ったらつっぱねるべきなのに、それができなくなっている。だから支配されてしまう。これは報道機関側の問題です。NHKに限ったことではなく、民放も新聞社も含めて、日本の報道機関全体の危機であると考えています」
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