ブログの記事をひとつ書くのに、週末を丸々使うこともあったとか。だが、その積み重ねが生きた記憶として頭に刷り込まれ、以降、「このパターン、見たことあるぞ」と思い描くシナリオの精度が上がっていったという。だが、それでもエントリーするのは「相当自信があるときだけ」だという。
「シナリオ実現確率が7割くらいのときだけエントリーし、実現確率が半々では勝負はしない。週に1回もエントリーしないこともよくあります」
しかも、シナリオが崩れたと見れば、即時撤退。この自制心こそ、長年にわたって勝ち続ける最大のポイントだ。
<私の好きなトレード本>
『
グローバル通貨投資 新興国の魅力・リスクと先進国通貨』(棚瀬順哉、日本経済新聞出版社)
「少し古いですが、各通貨のファンダメンタルズの基礎や特徴を学ぶのに最適な書籍です。とくに、ドル、ユーロ以外の通貨については、まとまった情報が少ないので役立ちました。また、テクニカル分析については、定番の教科書である『
日本テクニカル分析大全』(日本テクニカルアナリスト協会、日本経済新聞出版社)のほか、『
インターバンク流FXデイトレ教本』(小林芳彦、日本実業出版社)などを参考にしました。今でもたまに読み返すと、新たな気づきが得られます」(Yuki氏)
【Yuki氏】
友人に誘われてFXを開始。最初の2年ほどは負け続けて、100万円以上を負ける。以後、テクニカル、ファンダメンタルズ、相場心理を勉強し、シナリオ投資法を編み出す。ブログ「
為替研究所」にて資産運用の一部を公開中。
投資歴 11年
スタイル スイングトレード中心
初期投資 30万円
― FX、株、仮想通貨の“神7”が大集合! ―