「休み方改革」で生き方を変えよう! “リーマントラベラー”が説く休み方とは

“リーマントラベラー”が『休み方改革』を出版

東松寛文さん

 週末を利用して世界を旅する“リーマントラベラー”の東松寛文(とうまつひろふみ)さんが『休み方改革』(徳間書店)を上梓した。東松さんは、週末の休み方を変えることで、生き方をも変えようと提唱する。その真意とは。

金曜日の夜から月曜日の朝までが週末

 東松さんは、大学卒業後に大手の広告代理店に勤務。当初は、かなりの激務で“社畜”同然の働き方をしていたという。 「平日は毎日のように終電まで働くか、飲み会に行ってタクシー帰りという日々でした。平日は朝から晩まで全ての時間を会社に捧げ、週末も“会社のため”に体を休めていました。全てが『会社のため』だったのです」  そんな東松さんを変えたのは、社会人3年目のゴールデンウィークに行ったアメリカ旅行だった。3泊5日でNBAを観戦しに、ロサンゼルスへ行ったのだという。 「その旅行で私は3つのことに気が付きました。1つは短い休みでも十分に楽しめるということ、2つ目は英語が話せなくてもなんとかなること。そして世界にはまだまだ知らないことがたくさんあるということです」  これを機に海外旅行に目覚めた東松さん。それ以降、7年間で58ヶ国123都市を旅した。 「僕は金曜日の終業時刻から、月曜日の始業時刻までを週末と考えています。金曜日の夜に飛行機に乗れば、土曜日の朝を海外で迎えることができます。そして日曜日の夜に飛行機に乗って、月曜日の朝に帰ってくればいいんです。僕はこの方法でオーストラリアにも行きました」
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実際に休むための方法とは
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