山本氏はまだ「野党共闘」を諦めてはいないという。「共闘」とは、べったり仲良くすることではない。各党派が大きな基本政策でまとまり、できれば一つの届出政党のもとで選挙を戦う。個別政策について違いがあれば、思ったことを主張するのは構わない。そもそも自民党は意見の異なる派閥の連合体だし、自公両党の政策や理念が実は「水と油」であることも周知の事実だ。
「とは言いながらも、野党で力を合わせて政権交代を目指すために、ねじれができるようなイメージで戦っていかなきゃいけないと思っています。一人区およびそれ以外の複数区などでも、私が応援に入って票を減らさないということであれば、積極的に応援に入っていきながら、自分たちの選挙運動もやっていきたい」
れいわ新選組が「公認予定候補者の条件」とするのは「本気で戦える大人」だという。6月28日の記者会見では、3人目が発表される予定だ。
<文・写真/片田直久>