北陸エリアで買った680万円のアパート。購入時は12室中10室が空室だったが、再生後は表面利回り72%のキャッシュマシーンに
その後、市況は再び改善し、プチバブルの様相を呈するなか、家賃と売却益を使って、スワローズ氏は再び“大きな買い物”をする。
「任意売却で紹介された、地主がローン返済に行き詰まった築28年、利回り10%の12世帯+1店舗のRC物件を埼玉県南部の賃貸需要の強い場所で購入しました。利回り10%とほかの物件と比べると見劣りしますが、規模が大きくなると、賃料が安い部屋に手間をかけるのは非効率。平均賃料単価を上げることを意識して、賃料単価が高い部屋、大きい物件にシフト。利回り10%でも金利が1%なので十分です」
ワンルームマンションからスタート、木造アパートから大型RCへと着実にステップアップし、不動産投資の王道を歩んだスワローズ氏。
「これから始める方は最初に東京の物件を買うと、なかなかキャッシュフローが出ないので、地方や郊外から攻めるべき。今は融資が出にくいので、小さいものからコツコツと。あと、家族や身内との関係は大切にしてください。関係が良好ならお金を貸してくれるかもしれませんし、連帯保証人になってくれるかもしれません」
<埼玉スワローズ氏[不動産投資]の極意>
最初は郊外&地方でキャッシュフローを獲得し軌道に乗ってからは利回りよりも効率重視
埼玉スワローズ氏
【埼玉スワローズ氏】
サラリーマン大家。元祖サラリーマン大家の藤山勇司氏の存在に触発されて不動産投資を開始。現在は関東郊外を中心に多数の物件を所有、ハッピーリタイアを目指し活動中
― タダでは教えたくない[不動産投資]の極意 ―