幕張メッセ青年信者大会「提言2050」に2人の衆議院議員
2018年9月9日、統一教会は千葉県の幕張メッセで青年イベント『
提言 JAPAN 2050 ユース・フェスティバル』を開催、2名の衆議院議員が来賓として挨拶した。教団サイドは各メディアに対しプレスリリースで「主催者側からの要望」として、来賓議員の撮影や報道を控えるよう伝えていた。
幕張メッセで開催された青年イベントのポスター
筆者とやや日刊カルト新聞の藤倉善郎総裁は会場への潜入取材を試みるも、各所に配置された対策チームの信者係員に見咎められ会場内へは入れなかった。対策チームの一人はこう語った。
「国会議員の挨拶があるので見せるわけにはいかない」
その後も、対策チームは共用部から見えるモニターに映った来賓議員の姿を撮影させまいと必死の妨害を続けた。モニターが見えないように暗幕まで張る周到ぶりだ。
来賓議員が映るモニターを見せまいと必死の教団職員
イベント参加者によると、来賓として挨拶したのは2人の自民党衆議院議員。うち一人は横浜のいちょう団地が選挙区と発言。該当する神奈川5区の選出議員に照会したが確証は得られなかった。もう一人の代議士については翌月、誰であったか判明する。
「文鮮明先生の話に感銘を受け学習」自民党代議士が来賓挨拶
10月21日午後、統一教会は愛知県武道館に約4000人の2世信者らを動員、文姸娥(ヨナ)世界平和女性連合会長(当時)を主賓に迎え『
神日本家庭連合 第3地区 HJ未来フェス 未来を動かすチカラ』を開いた。主催は
YSP/世界平和青年学生連合(旧称・世界平和青年連合)、完全な教団イベントだ。このイベントに自民党の国会議員が来賓出席した。
来賓として挨拶したのは
自民党の神田憲次衆議院議員(愛知5区落選、比例東海ブロック復活)。神田は壇上で深く御辞儀をした後、こう述べた。
「文鮮明先生、そして韓鶴子総裁、さらには今日お見えの文ヨナ様、そして世界平和連合、青年の皆様」「わたくし自らも皆さまのお仲間と共に定例の家庭集会をさせていただき、そして日々、文鮮明先生のそのこれまでの話等々に感銘を受け学習をさせていただいておる一人でございます」
さらに神田は、前月の幕張大会にも来賓として出席し審査員をしていたと発言、思わぬところから幕張イベントの来賓議員が判明した。
教団青年イベントで来賓として挨拶する神田議員
神田議員の国会事務所の秘書によると、土日祝祭日の神田議員のスケジュール管理は地元の愛知事務所の管轄だという。国会事務所と地元事務所に同教団やその関連機関との関係などを問う質問書をFAX送信したが回答は得られなかった。