4月に突如急騰した仮想通貨。今後のトレンドはどうなるのか?
’17年末の史上最高値をピークに、仮想通貨は昨年はずっと低迷していたが、4月に突如急騰!? 今後、上昇するのか? 反落するのか? 仮想通貨“三賢者”が読み解く!
ビットコイン(BTC)は長い眠りから覚めたのか――。
’17年12月に史上最高値の1BTC=約230万円を記録した後、何度かの暴落を経て、昨年は1年を通して低迷……。11月の下落でついに50万円を割り込んでいた。ところが今年1月末、年初来安値の約37万円を底にジリジリと値を上げ、4月25日時点、60万円を超える水準まで回復した。
今回の急騰の理由は、「内外で法整備が進んだことによる、市場環境の改善」「FRBの利下げ見送りによる、マネーの流入」……などと、いろいろ取り沙汰されているが、仮想通貨に精通する“三賢者”にその真相を聞いた。
’14年から仮想通貨に投資する“仮想通貨エヴァンジェリスト”のひろぴー氏はこう話す。
「これといった理由はない……。昨年、ビットコインは底値圏で燻っていたが、ようやく投機資金が抜け切り、下げ止まったタイミングで米国の法整備も進んだ。おそらく大口の機関投資家は、自ら買い漁って相場を上昇させた上で、ビットコインETFなどの商品をつくり、一般の投資家に買わせる。そして、ある程度まで相場を上げたら、また崩壊させる……そんなシナリオを描いているのでしょう。4月の急騰は、このシナリオの序章にすぎず、何十年に一度の大相場をつくっていく公算が大きい」
“億り人”の凄腕トレーダーで、自ら独自のトークン「502 Bad GatewayToken」まで開発した502おじさん氏もこう続ける。
「後付けで、何とでも言えちゃう。ファンダメンタルズで説明すれば納得はしやすいけれど、材料があって高騰したのではなく、強いて言えばそういうチャート。そして、チャートは大口の投資家がつくっている。’17年の暴騰にしても大口の投資家が仕組んだもので、上がったところで資金を抜く……その後、大口がまた仕込みを始め、相場を上昇させて人々の関心を引いている。それが、まさに今なのです。’18年は下げ相場でしたが、一方で環境の整備がかなり進んだ。下げ相場は、大口が資金をどんどん抜いていき、底を打ったところで今度は買い集めていた。だから、どんな好材料が出ても相場を上げさせないようコントロールした。こうしたことが可能なのは、ビットコインの時価総額が約10兆円と非常に小さいからです」
三賢者が予想 仮想通貨は再浮上するのか?
4月の急騰には明確な理由はない!?
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