「ウチは夫婦共働きなので、生活費は一方の収入のみで賄い、もう一方の収入はほぼ全部投資の元本に充てています。
年間の投資額は夫婦合わせた手取り年収の約6割で、これまでの投資元本は累計で1億4000万円ほどになります。それを
年4%弱のリターン率を目指して運用し続けてきました」
とはいえ、過去には大幅な下落局面にも遭遇。「それでも投資をやめずに地道に続けたことが最大の勝因」だという。資産ポートフォリオはすぐに一覧できるようにエクセルで管理。
1年に一度は理想的なポートフォリオに近づけるためのリバランスを行い「運用資産のうち、株式の比率は100から自分の年齢を引いた数値に緩く追随する」というybさん。一方、生活防衛資金として
年間生活費の2年分だけは預金している。
「年に2回の海外旅行などで大きく使うこともありますが、同僚などと比べても、支出は少ないほうだと思います。
生活レベルを上げてしまうと、老後の生活もお金がかかっちゃうじゃないですか。今後は私も妻も定年を迎えて本業での収入が途絶えてしまう。運用資産に頼ることになり、同時にリスク許容度も小さくなるので、
株式の比率を減らしていくでしょうね」
徹底的な
“選択と集中”こそが豊かな老後資金の礎になるのだ。
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