沖縄県民投票、結果を捻じ曲げる下地ミキオ議員の呆れた言説とその背景
2019.03.07
下地幹郎先生の「ミキオ算」が斬新すぎる
反対43万4273票に対し、賛成は11万4933票、どちらでもないは5万2685票なので、「反対以外」といった場合には、通常、11万4933票と5万2685票を足して16万7618票ということになるはずですが、下地幹郎先生は、あろうことか投票に行かなかった人たち55万人分を加え、計71万票が「反対以外」であることにしたのです。これが「ミキオ算」の始まりです。県民投票が終わり、開票も終了しました。
— 下地ミキオ (@mikioshimoji) 2019年2月24日
「反対」43万4273票、「賛成」11万4933票、「どちらでもない」5万2682票、これに、投票に行かなかった55万余の県民を加えれば、「反対」は43万人超、「反対以外」が計71万人との結果になりました。 pic.twitter.com/e4WksijveY
”私が申し上げてきた「投票率64%、反対票39万票以上」という基準は超えられず、勝利者の軍配をどちらに上げることもできない状況が生まれてしまう事となりました。私が申し上げてきた「投票率64%、反対票39万票以上」という基準は超えられず、勝利者の軍配をどちらに上げることもできない状況が生まれてしまう事となりました。
— 下地ミキオ (@mikioshimoji) 2019年2月24日
最終決着をつけるのは、やはり政治の力だと、改めて感じております
最終決着をつけるのは、やはり政治の力だと、改めて感じております”(下地ミキオ氏2月24日のツイート) さらに、下地幹郎先生は「投票率64%、反対票39万票が基準である」というオリジナルルールを作り、この基準を超えられなかったので、勝利者の軍配をどちらに上げることもできないと言っています。これは選挙ではありません。沖縄県民の皆さんがどう思っているのかを示すための県民投票なので、どっちが勝つとか負けるとかではありません。 「沖縄県民の7割以上は辺野古基地に反対している」という事実の確認です。そんなことすら分からない人間が小選挙区でほぼダブルスコアで負けていながら国会議員をやっているのですから、一体、どうなっているんだという話です。 あげくに「最終決着をつけるのは、やはり政治の力だ」と言っていますが、下地幹郎先生は「反対7割」という現実に、投票に行かなかった人を数に加えるという歪んだデータを示し、「反対している人は少ない」とした上で、最後は「政治の力だ」と言っているのです。どう考えても、7割の民意を無視して基地を進める計画なのですが、下地幹郎先生とはどのような人物なのかという話を確認しておく必要があります。
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