長妻議員が挙げた首相官邸の2つの圧力(2015年3月の中江秘書官、同年10月の麻生大臣)に対して、見解を述べた岸田議員。
長妻議員が圧力の説明の際に挙げた「ローテーションサンプリング」の導入と遡及改訂の廃止のうち「ローテーションサンプリング」の導入だけに論点を限定し、さらに2015年以前からの議論の経緯を述べて、問題を曖昧にしている。
それによって、2015年の官邸および麻生大臣からの圧力から目をそらす結果となっている。
2015年の圧力(3月の中江秘書官、10月の麻生大臣)
↓すり替え
2015年以前のサンプリングの議論
ここでは代表的な発言を紹介したが、約20分間の議論を通して、真相を徹底解明しようという野党(維新は除く)と、野党側の問題提起を印象操作し、問題を曖昧にして
「官邸の圧力という問題」から遠ざけようとする与党(+維新)、そして与党(+維新)側の結論に何も突っ込むことなく、印象操作に加担しているといっても過言ではないほど何もしない司会という構図が改めて浮き彫りになった。
<文・図版・動画作成/犬飼淳 TwitterID/
@jun21101016 監修:上西充子:
@mu0283>
いぬかいじゅん●サラリーマンとして勤務する傍ら、自身のnoteで政治に関するさまざまな論考を発表。党首討論での安倍首相の答弁を色付きでわかりやすく分析した「信号無視話法」などがSNSで話題に。最近は「赤黄青で国会ウォッチ」と題して、Youtube動画で国会答弁の視覚化に取り組む。
犬飼淳氏の(
note)では数多くの答弁を「信号無視話法」などを駆使して視覚化している。また、同様にYouTubeチャンネル(
日本語版/
英語版)でも国会答弁の視覚化を行い、全世界に向けて発信している
TwitterID/
@jun21101016
いぬかいじゅん●サラリーマンとして勤務する傍ら、自身の
noteで政治に関するさまざまな論考を発表。党首討論での安倍首相の答弁を色付きでわかりやすく分析した「信号無視話法」などがSNSで話題に。
noteのサークルでは読者からのフィードバックや分析のリクエストを受け付け、読者との交流を図っている。また、日英仏3ヶ国語のYouTubeチャンネル(
日本語版/
英語版/
仏語版)で国会答弁の視覚化を全世界に発信している。