投資センス不要の「積み立て投資」、その商品選びと配分のキモとは?

「投資をしても失敗ばかり」「自分はセンスがないのかも?」と悩む個人投資家に朗報だ。投資センスは一切不要、誰でも簡単に資産を増やせる方法がある。その名は「積み立て投資」。これまで見過ごされがちだったそのカラクリに迫る。積み立て投資研究の第一人者である、ドルコスト平均法協会代表理事の星野泰平氏に聞いた。

商品選びが難しいんじゃない?

→勝ち方に正解はない!  投資は難しいというイメージの原因のひとつが、銘柄選びが成果を分けると考えられていることだ。これは積み立て投資ではまったくあてはまらない。

「積み立て投資はいろんな勝ちパターンがあるので、投資する商品の成績はあまり重要ではなく、こだわりすぎる必要はないのです」(星野氏)

 グラフのような値動きをする8本の金融商品があるとしよう。これらの商品に積み立て投資をして、最終的な利益がもっとも大きかったのは、何を隠そう、終始一番値動きが悪かった⑧なのである。  その勝因は、値下がりしている間に「量」をたっぷり買えたことだ。積み立て投資では途中の成績が悪いほど「量」が仕込めるので、最後に少し上昇したときに、大きな利益となる。  では、2番目に成績がよかったのはどれか。答えは8本のうちもっとも上昇している①だ。値上がりすると量は買えなくなるが、その分価格が上がるので、「量」と「価格」を掛け合わせた投資の成績では、やはりいい結果が出るのである。  要するに、積み立て投資では値動きのいい商品を選んだ場合はもちろん、成績の悪い商品でも同じぐらいの利益が期待できる「上がっても下がっても儲かる」投資法なのだ。
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何をどれくらい買えばいい?
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