いまの仕事を続けてていいのか? 転職を考えたときに見直すべきたった2つのこと

「転職を考えた時に見直すべきたった2つのこと」。そんなタイトルの記事を読んで頂いているということは、読者の方はこんなことを考え始めているんじゃないだろうか。「今の仕事を続けていいか?」「本当にやりたい仕事ってなんだっけ?」

仕事のモチベーションは「誘因」と「動因」

仕事のモチベーション 実は2月は中途採用の求人広告や、転職者数が1年を通してもっとも多くなるシーズンである。ということは、そろそろ「転職」というキーワードが頭のなかで浮かんでくる時期なのではないだろうか。  パーソルキャリア株式会社のdodaが行った調査によると、20代や30代の転職理由の1位が「ほかにやりたい仕事がある」だった。今の仕事よりもやりがいや価値を感じる仕事を見つけることができたことによる転職が多いようだ。  それ自体は素晴らしいことだと思うが、転職を失敗しないように少し考えてみてほしいことがある。  それは、「『モチベーションのコンパス』を持っているか?」ということだ。  そもそも、入社当時は高いモチベーションを持って入社したものの、時間の経過とともに、モチベーションが下がっていく理由はなんだろう?  人は自分の内面にある「これがほしい!」という感情である「動因」と、それを満たすことができるもの・こと(お金、やりがい、出世、名誉など)である「誘因」が組み合わさることで、モチベーションが高まる。  たとえば、「お金儲けをしたい!」という感情(動因)と、それを満たすことのできる「お金」という存在があることで、それを手に入れようと仕事に対するモチベーションが上がる。 お金儲けをしたい! この「誘因」と「動因」が正しくマッチすることで、人間のモチベーションは高まるのだ。
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「誘因」と「動因」のズレで意欲が低下
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