いまの仕事を続けてていいのか? 転職を考えたときに見直すべきたった2つのこと

モチベーションのコンパスを持つべき

 転職をしてもモチベーションが上がらない理由は、自分の「動因」と入社した会社で得られる「誘因」がマッチしていないことである。  転職をする前には、ぜひ自分のモチベーションを高める「動因」となる、「モチベーションのコンパス」を明確化してほしい。「自分が達成したいものは何か?」「どういうときにモチベーションが高まるか?」を自分に問いかけることが重要である。  また、転職を希望する会社で何を得ることができるのかという「誘因」について具体化することも重要である。 「楽しそうな職場だから」「給与が高いから」「面白いプロジェクトができるから」など、転職する理由はさまざまだが、その「誘因」はあなたの本来の「動因」とマッチしているのだろうか? 手段と目的を混同してしまっていないだろうか? 「動因」を明確にできれば、今の現場で頑張るという選択肢も出てくるかもしれない。  人は一度何かを選択したら、それを選択すべき理由を探してしまう「確証バイアス」というものを持っている。  そのようなバイアスなどに流されないよう。「モチベーションのコンパス」を明確にして、自分の人生を充実させるための転職先について考えていただきたい。 【参考資料】 『転職サービス「DODA」による転職理由調査』パーソルキャリア株式会社 『モチベーションマネジメントの限界に挑む』リクルートワークス研究所 【山本マサヤ】 心理戦略コンサルタント。MENSA会員。心理学を使って「人・企業の可能性を広げる」ためのコンサルティングやセミナーを各所で開催。これまで数百人に対して仕事やプライベートで使える心理学のテクニックについてレクチャーしてきた。また、メンタリズムという心理学とマジックを融合した心理誘導や読心術のエンターテインメントショーも行う。クラウドワークスの「トップランナー100人」、Amebaが認定する芸能人・著名インフルエンサー100人に選出。●公式ホームページ ●Twitter:@3m_masaya ●Instagram:@masaya_mentalist
心理戦略コンサルタント。著書に『トップ2%の天才が使っている「人を操る」最強の心理術』がある。MENSA会員。心理学を使って「人・企業の可能性を広げる」ためのコンサルティングやセミナーを各所で開催中。
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