なぜ年収1000万円でも40代以上の既婚者男性は恋愛市場で「負ける」のか?<現役愛人が説く経済学66>

年収1000万という「微妙さ」

 年収1000万円もあるなら、40代でも、おじさんでも、美人ぞろいの高級キャバクラやクラブで相手を見つけることもできるのでは? と思われるかもしれません。が、都内在住の既婚者で、お子さんがいる場合は、年収1000万円でも水商売の女性を口説く余裕はないんですね(東京都の観察データなので、地方ではまた違うかもしれませんが)。  夜の仕事に従事する女性を口説くのは、思った以上にお金がかかるからです。「デートしたい」と言っても、「お店に来てよ」と言われてしまうので、何回も通っているうちに何十万、何百万というお金が出ていきます(自営業主と違って、会社員は飲食費を経費にすることもできませんしね)。1人フラれたらまた次、ですから、お金はいくらあっても足りません。  お店で200万円使っても、口説けるかは分からない。だったら、50~100万円程度の出費で済む愛人バンクの方がお得だということで、彼らは愛人バンクに登録するのです。都内の愛人バンクには、「モテない」とおっしゃる40代以上の既婚会社員(年収1000万円)がたくさんおられます。  これが年収5000万円以上ですと、中年でも既婚者でもモテるようです。見せてくれる景色が違うからです。女性とは現金なもので、桁違いのお金持ちを相手にすれば目の色が変わるんですね。結婚していようが関係ありません(年収5000万円を超えると、会社員というよりは経営者がほとんどですから、飲食費も経費で落としやすいですしね)。  世間的にはざっくり「お金持ち」だといわれますが、細かく見れば世知辛い現実があるようです。そんな現実を背景として、愛人バンクは今日も営業を続けているのですね。(文・東條才子)
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