「今より悪くなったら死ぬしか選択肢がない」格差社会の底辺で生きる人々の叫び

シェアハウス

シェアハウスの中で、1日中寝ている中村さん。「腹が減るから動かない」とも

ボクらに選択肢はないから体を壊したら死ぬしかない(中村さん)

中村:その点では僕は救われています。僕がシェアハウスに住む理由として、“孤独死をしないため”が大きい。他の住人が気づいてくれる、助けてくれる。一つの保証なんですよ。 小松:僕は体を壊したら終わりです。だから最近は「炊き出し」ももらいに行くし、最悪の場合、ホームレスも視野に入れています。 中村:はい、僕も日雇いだから一緒です。毎日不安を抱えて生きている現状です。 室橋:私自身は一度死にかけていますから。昨年の夏、ゴミ屋敷の中で熱中症で倒れてしまいました。偶然、ケースワーカーの訪問があって助かりましたが、医者からは「あと1時間来るのが遅かったら死んでましたよ」と宣告されました。今年の夏、乗り切れるか心配です……。 小松:僕は漠然とですが、30歳まで生きているとは思えません。何度這い上がろうとしても、失敗して、奈落に突き落とされてきましたから。 中村:これより悪い状況になったら、もう死ぬしかない。ボクらには選択肢なんてないですから。 ― 新型[下流社会]の衝撃 ―
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