まだ「バイナリーオプション」は勝てる? 勝ち組BO三銃士の必勝技
2018.12.21
@chancorinman
【オプション職人氏】
専業トレーダー。本業のかたわらバイナリーオプションやFXを取引し累計利益5億円。現在は専業トレーダーとして配当狙いで米国株にも進出。@optionshokunin
【マルコ氏】
専業トレーダー。為替、FX、仮想通貨とチャートのあるものはすべて触る。総資産は2桁億。ロジックを考案し、プログラムは専属部隊に書かせる。@jonun_TRX
取材・文/高城 泰(ミドルマン) 図版/ミューズグラフィック
一度で大きな利益を狙うなら、注目は英ポンドだ。前出のちゃんこ氏が語る。
「私が今年、好調だったのはポンドの取引がうまくいったことも大きい。ブレグジットという大テーマがあったポンドは今年、一方向に動く場面が多くありました。大きく動きだしたら、『高倍』のBOを狙うんです」
高倍は低倍の逆。判定レートが遠くにあり、払い戻しになる可能性が低いため価格が安い。勝率は低いが、払い戻されれば資金が一気に5倍、10倍となる。
「ポンドは動きだすと止まらなくなることが多い。満期までの時間が短いと100円、200円で買えて1000円の払い戻しが期待できるため、1勝3敗でも利益が狙えます。EU離脱の予定日である’19年3月末まで英ポンドの乱高下は続きそうで、チャンスも多いでしょうね」(ちゃんこ氏)
取引をするうえで、留意すべき点もある。複数会社に口座を持つことだ。
「これからBOを始めるならプライスが安定しているGMOは必須。ポンド絡みの通貨を触るならIG証券には対円に加えて対ドルもある。それと抑えにワイジェイFX──少なくとも3口座はあったほうがいい。より多くのチャンスが得られますから」(ちゃんこ氏)
現在、日本でBOを提供するのは8社。オプション職人氏はそのすべての値動きを監視している。
「BOは各社で価格が異なり、勝ちやすい価格になっていることがあります。『深夜ならこの業者の設定が甘くなりやすい』、『あの業者はユーロの経済指標発表時の対策が甘い』といった傾向が見つかることがある。勝ちやすい時だけを狙って入るのがBOで勝ち残るポイントです。私の取引回数は週に数回程度。確実に勝てるときだけしか入らないからです」
奥深いが、それゆえ攻略法も眠るBO。為替や仮想通貨で消耗するより、極めたら“億り人”への道は近そうだ。
【ちゃんこ氏】
専業トレーダー。為替ディーラーなどを経て’17年に独立した理論派。元手5万円からバイナリーオプションを中心に取引し累計利益は2億円に。
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