数千円から億り人も!? 仮想通貨 禁断のハイレバトレード入門

勝ち組たちがこぞって使うハイレバ取引所最新事情

 ハイレバトレードができる国内取引所といえば、まず思いつくのがビットフライヤー。現物の取引所としても国内大手を誇り、勝ち組トレーダーでここを経験していない者はいないだろう。
一目で分かるハイレバ取引所比較表

一目で分かるハイレバ取引所比較表

「ビットフライヤーは最大で15倍のレバレッジをかけられます。さらに成行、指値に関わらず取引手数料が無料。板取引で利用者も多いため、スプレッドも狭い。手数料面でのメリットから愛用しているトレーダーは多く、手数料がかからないことから、超短期売買=スキャルピングにも向いていますね」(高城氏)  ただし、難点もある。値動きが激しくなってくると注文が通りにくくなったり、思った価格で損切りできないことも多い。そのため、注文を通りやすくする独自アプリを開発するする人もいるほどだ。  そんなビットフライヤーをしのぐ人気を誇るのが、海外取引所のビットメックス。ビットフライヤーが新規口座の開設を休止しているなか、こちらはメールアドレスだけで簡単に登録できる。ビットコインの場合、最大100倍のレバレッジをかけることができ、しかも指値の売買であれば手数料がかからないどころかもらえてしまうのも大きな魅力だ。  それだけではない。取引手数料だけでなく「ファンディングコスト」をもらえる場合もある。決められた時間にポジションを持っていると発生するものだ。 「例えば、これから上がる予想の人が多く、ロングが溜まっているときにショートポジションを持つと、日本時間の朝5時、13時、21時の8時間ごとに最低0.01%の手数料がもらえます。逆もしかりで、ショートが溜まっている時にロングを持てば、手数料がもらえます」  ファウンディングコストは他の取引所では「レバレッジ手数料」と呼ばれ、通常は支払うもの。ビットフライヤーとビットメックスを比較した場合、10万円を原資に10倍のレバレッジをかけたと仮定すると、かかるコストは100万円に対してそれぞれ400円と300円。通常はこの額を支払うところ、ビットメックスはポジションの総量が少ないほうを持っている場合、逆にファウンディングコストがもらえるのだ。  ただし、ビットメックスは海外取引所ならではの難しさもある。 「ビットコインの場合、注文数量が枚数ではなく、ドルで指定することになります。レバレッジのかけ方もほかの取引所とは違って、分離マージンとクロスマージンの2種類がある。分離マージンの場合、損切りを設定せずにロスカットされても、証拠金は半分残ります。一方でクロスマージンはロスカットされると0になりますが、そのぶん、ロスカットまでが遠くなる。損切りを設定すれば関係ありませんが、簡単にいうとクロスマージンのほうがハイリスクになります」  さらにビットメックスの利点として、ビットコイン建てでアルトコインのハイレバトレードも可能な点がある。イーサリアムは50倍、リップルをはじめとした6種類のアルトコインは20倍超のトレードが可能だ。
次のページ 
約定力の高さ、仮想通貨を証拠金に…魅力はさまざま
1
2
3