入管法強行採決前日、技能実習生の死亡について、安倍首相は「知らない」と笑顔で言った
前回記事では、衆院強行採決前日の酷い答弁を取り上げたが、本記事では、参院強行採決前日12月6日の参議院 法務委員会での立憲民主党・有田芳生議員と山下貴司法務大臣および安倍晋三総理の質疑を取り上げ、その回答を信号機のように3色(青はOK、黄は注意、赤はダメ)で直感的に視覚化していく(※色分けのルール詳細は前回記事参照)。
山下貴司法務大臣と安倍晋三総理の答弁を集計した結果、このようになった。
<色別集計・結果>
●山下法相 赤信号63% 黄信号32% 無色6%
●安倍総理 赤信号53% 黄信号3% 青信号30% 無色14%
2人とも半分以上を赤信号が占めており、ほとんど質問に答えていない。また、安倍総理は無色(不要な言葉、意味不明な言葉など。読み飛ばした方が理解しやすい箇所とも言える)が14%と多いため、そもそも何を言っているのか分からないことがある。
いったいどのような答弁だったのか詳しく見ていきたい。
2018年12月7日深夜~翌日未明にかけて、実質的な移民政策である入管法(出入国管理法改正案)が参議院で強行採決された。技能実習生が2015~17年の3年間だけで実に69名も死亡(実習中の事故12名、自殺6名、殺害4名を含む)したという衝撃の事実が明るみに出たが、死亡原因の詳細は明らかにされないまま、法案が成立してしまった。
法相は「まともな回答」一切なし!
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