遺伝子組み換え食品を「食べたくない」と考えている人が多いのはなぜなのか?

遺伝子組み換え作物・農薬を使用した作物を排除したら子どもの症状が回復

 遺伝子組み換え作物の80%は除草剤耐性だが、そこで使われる農薬(グリホサート)は組み換え作物以外にも農薬として使われている。また、収穫前の小麦にも「乾燥剤」として散布されている。  グリホサートはWHO(世界保健機関)によって発がん性があることも指摘されている。グリホサートは、有益な腸内細菌を破壊し病原菌をはびこらせる。免疫機能は腸内細菌が70%を負っているといわれるが、その細菌が破壊されることで体の免疫機能が落ちると考えられている。  グリホサートは人間の尿、水、母乳、栄養剤チューブやワクチンなどあらゆるものから検出されているほか、広範な加工食品もグリホサートに汚染されている。  米国の母親たちは子どもたちの健康を取り戻すために「Moms Across America(MAA)」という団体を組織。遺伝子組み換え食品の表示を求める運動や、子どもたちの健康を取り戻すために有機食材を利用することを呼びかけている。MAAのホームページには「遺伝子組み換え食品を排除して有機食材に変えたことで、子どもの症状が改善した」という母親たちからの報告がアップされている。 <文・写真/上林裕子>
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