2か月で株価15倍銘柄も。日本でも買える「大麻関連株」

 カナダでの大麻合法化を受け、アメリカの株式市場で今絶大な注目を集めているのが大麻関連銘柄。2か月で株価が最大15倍にもなった銘柄も存在する。このビッグウェーブを逃さないために、チュートリアルを実施!
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カナダのトルドー首相は’15年の総選挙から大麻解禁を公約にしていた 写真/時事通信社

カナダ合法化で関連銘柄が爆騰!

「カナダでは’01年から医療用大麻を解禁していましたが、今年6月に娯楽用大麻の合法化を認める法案が議会を通過。10月17日から娯楽用大麻が解禁されました。その間に、大麻投資が海外で過熱しています」  マネックス証券の西尾貴仁氏は、先進国で初めての大麻解禁は、株式市場に大きなインパクトをもたらしたと解説する。 「6月に大麻解禁が発表されてからは、海外の大麻関連銘柄が軒並み高騰しました。今年5月にNY証券取引所に上場したばかりのキャノピー・グロース【CGC】は、売上高に対する株式時価総額を示す指標であるPSRが150倍に。一般的には20倍でも割高だと言われているなか、150倍は極めて異例であるということを意味しています」  嗜好品の市場規模は、米国のワイン市場は約7兆円、タバコ市場は約9兆円、ビール市場は約13兆円といわれている。それに対して、非合法の大麻市場は現在約5兆円。各国の合法化が進むことで、’32年にはグローバル規模で大麻は22兆円規模に成長すると予測されており、これらも大麻関連株への投資が過熱している要因だ。 「WHO(世界保健機関)が今年出した『大麻は比較的安全である』というレポートも市場の過熱を加速させました。’15年12月に上場した大麻関連銘柄に投資するETFにも投資家が殺到。今年8月以降の盛り上がりで、株価は一時1.5倍上昇しました」(同氏)
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日本で買える銘柄もわずか2か月で15倍
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