元日経記者が提言。ネット株投資で利益を出すために、NY市場の動きをチェックせよ

ダウの他に上海株にも目配りが必要になってきた

上海 最近では、GDP世界2位に駆け上がった中国経済の影響も大きくなっています。10月の日経平均はダウ下落、米中貿易摩擦で上海株下落のダブルパンチで、1か月間で3000円以上も下落しました。米中間の貿易摩擦が激化しているような局面では、数時間前に終わったNYダウの動きに加え、東京市場開始後1時間半後に始まる上海市場の動向にも目配りが必要になってきます。大変な時代になってきました。  NY市場の株価指数として、ダウの他に、ハイテク株中心のナスダック総合株価指数やS&P500種などの有力指数があります。ナスダックやS&P500をチェックする余裕があれば、もちろんそれにこしたことはありませんが、石橋攻略では、とりあえずはNYダウの動きを毎日チェックするだけで十分です。 <文/三橋規宏> みつはしただひろ●1940年生まれ。1964年慶応義塾大学経済学部卒、日本経済新聞社入社。ロンドン支局長、日経ビジネス編集長、科学技術部長、論説副主幹、千葉商科大学教授、同大学名誉教授、環境を考える経済人の会21事務局長等を歴任。主著は『新・日本経済入門』(日本経済新聞出版社)、『ゼミナール日本経済入門』(同)、『環境経済入門』(日経文庫)、『環境再生と日本経済』(岩波新書)、『サッチャリズム』(中央公論社)、『サステナビリティ経営』(講談社)など。
経済ジャーナリスト。1964年、日本経済新聞社入社。ロンドン支局長、日経ビジネス編集長、論説副主幹などを経て、千葉商科大学政策情報学部教授。2010年から名誉教授。専門は日本経済論、環境経済学。編著書に『新・日本経済入門』(編著、日本経済新聞出版社)『環境が大学を元気にする』(海象社)など多数。『石橋をたたいて渡るネット株投資術』(海象社)を8月9日に上梓。
1
2
3
4