地方活性化のカギにも!? 日本も「バチェラーパーティ」を推進したほうがいいこれだけの理由
「バチェラーパーティ」をご存知だろうか? 日本でも映画『ハングオーバー!』シリーズで知られるようになった、独身卒業を祝うイベントである。しかし、飲んで騒いで……というだけでなく、実はこのバチェラーパーティ、なかなかバカにできない効果を持っているのだ。
欧米では結婚前、ほぼ必ずと言っていいほど行われるバチェラーパーティ。結婚式の前週に行われることが一般的で、外国人に話を聞くと「ストリップに行く」「ボートを借りてクルージングする」「田舎に泊まってサバゲーをする」「近場の外国に旅行する」と過ごし方はさまざま。
また、映画などでは男性がバカ騒ぎしている印象ばかりが取り上げられがちだが、「男性ストリッパーを呼ぶ」「カワイイをテーマにコスプレして練り歩く」など、女性も同じように行なっているそう。
そんなバチェラーパーティだが、東欧で働く観光業界の男性に話を聞くと、欧米では絶大な経済効果を持っているという。
「私が働いているポーランドでは、北欧からの観光客が大勢バチェラーパーティに来ます。バルト海を挟んでいますが距離も近く、LCCやフェリーで気軽に移動することができます。物価も北欧に比べると安いので、週末に旅行して飲み食いするにはピッタリなんです」(男性・28歳・ホテルマン)
特に海沿いで景色のいい地域などは、外国からのバチェラーパーティ客がかなり多いそうで、飲食店や宿泊施設は日本でいう“爆買い”のような恩恵に預かっているんだとか。
「ただ、近年は傍若無人に振る舞う観光客が増えており、問題になっています。そもそも、飲んで騒ぐのが目的なので、トラブルにも繋がりやすい。地元経済にお金を落としてくれるので、あまり文句は言えませんが、よく思わない人がいるのも事実です」(同)
いっぽうの客側からはこんな意見も。
「東欧では酒もメシもとにかく安い! バチェラーパーティで週末に遊びに来たけど、次は普通の旅行で来ようと思う。女のコもカワイイし、近いわりには異国感が味わえて楽しいよ」(男性・スウェーデン人)
問題がありつつも、バチェラーパーティをキッカケに“リピーター”の獲得にも繋がっているようだ。
欧米では観光業の切り札に
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