「格闘技も株式投資もディフェンスが大事」億超えK1元王者が語る負けない投資術
2018.10.03
「今年の夏は相場全体が弱かったので、強い銘柄に乗るのがいいと思っていました。8月上旬に連続ストップ高をしていて、すでに1か月半程度で株価は10倍の4万円台になっています。この間、1万~2万円台で外資系金融が大量に空売りしていて、今、少しずつ彼らが損切りをしたり、ジワジワ上がっている状況です。また、本来これだけ上がっていたら空売りがもっと入ってもおかしくないのに、株の『貸し付け』が増えていません。これは、『これ以上貸せる株がなく、空売りができない』ということを意味しています」
久保氏は、今後のエムティジェネックスの動きをこう読む。
「一時的な利益確定の売りで、急落する局面があると思います。でも、まだまだ空売りしている人たちの損切りと新規の買いで上がるとみていて、大きく急騰した局面で利益確定しようと思います」
久保氏のディフェンス力は株式投資だけではない。
「資産は、預金・投資・不動産という3つのバランスが大事だと思っています。最近は株の利益で不動産を買っていて、都内のアパート一棟もの、地方の駐車場などを持っています。もともと株を始めたのは将来不安から。いつか格闘家を引退しても生活できるように、今は株を頑張って預金と不動産を増やし、“鉄壁のトライアングル”をつくっていきたいですね」
日々の研究でディフェンス力を高め、「ここぞ!」というときには勝負をかける。それこそが、K-1チャンプ流の必勝法なのだ。
【久保優太氏】
闘う投資家。’13年から株を始め、わずか5年で2.8億円を突破。昨年、初代K-1 WORLD GPウェルター級王者に輝く。『K-1チャンピオンの億を稼ぐ株式投資術』(双葉社)が発売中
取材・文/億超え株投資取材班
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