9月30日投開票の沖縄県知事選は「他県のこと」では済まない選挙である
2018.09.14
いよいよ9月30日投開票の沖縄県知事選がスタートしました。この選挙には翁長雄志さんの遺志を継ぐ「オール沖縄」の玉城デニーさん、自民・公明・維新が推薦する宜野湾市長の佐喜眞淳さんをはじめ、全部で4名の候補者が立候補しました。最大の争点は、翁長雄志さんが亡くなる直前に承認撤回を進めた「辺野古基地建設の是非」ですが、辺野古基地問題が争点になるのは都合が悪いため、佐喜眞淳さんの陣営は「辺野古のへの字も出さない」という姿勢で選挙に挑んでいます。今年6月の新潟県知事選でも自民・公明・維新は「柏崎刈羽原発の再稼働問題を争点化させない」という作戦を展開し、見事に当選を果たしています。沖縄県知事選でも辺野古基地問題を避け、当選することができるのでしょうか。
沖縄県知事選に先駆け、9月9日に行われた名護市議選では、辺野古基地建設に反対する議員が議席を減らしたため、基地推進派と基地反対派がまったくの同数になるという現象が起こりました。これにより、今年2月の名護市長で、自民・公明・維新が推薦していた基地推進派の渡具知武豊さんが市長になっていることもあり、辺野古基地の建設は今まで以上にブレーキがかかりにくい状態になっています。
勝敗のポイントを握るのは無関心な若者たち
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