元日経記者がネット株取引の初心者に解説する「信用取引の怖さ」とは
元本割れすることなく、ローリスク・ミディアムリターンを狙って着実に利益を出していく“石橋を叩いて渡るネット株投資術”(石橋攻略)。今回は、信用取引について説明します。
「信用取引は怖いので現物取引だけに限っている」という人が多いようです。数で言えばその方が多数派です。現物取引だけでも毎年、投資金額の1割程度の利益は十分確保できます。
私は現物取引と信用取引の「ベストミックス」を提案しています。両取引を並行してやることです。現物、信用両取引でいずれも利益を出せるのが理想ですが、時には信用取引の赤字分を現物取引で埋めるケースもあります。後で述べるように、信用取引は証券会社に預託したお金の約3倍の取引ができるので当たれば利益も大きいですが、外れると大幅な赤字を出すことになります。現物取引と比べリスクは大きく跳ね上がります。
「石橋攻略」に初めて取り組む方は、少なくとも1年間は現物取引に限り、相場観を養ってください。リスクを伴う信用取引に挑むのは、その後でも遅くありません。
証券会社からお金を借りて取引するのが「信用取引」
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