国民民主党代表選直前。玉木雄一郎現代表がSNS発言で非難轟々。こんなんで国民民主党は平気なのか?
2018.08.28
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第3子は「コドモノミクス」で1000万円支給
“地方にある昔ながらの薬局なんかに行くと、置いてあるオムツは大人用のオムツばかり。赤ちゃん用のオムツがいっぱい並ぶような、そんな社会を取り戻したい。そのための政策が、第三子に1000万円を給付する #コドモノミクス だ。”――玉木氏のTwitterより この少子高齢化をどう乗り切るのかは日本が抱える課題の一つですが、玉木雄一郎さんは第3子が生まれた家庭には「コドモノミクス」ということで「1000万円を支給する政策」を提案しています。 そもそも「コドモノミクス」というネーミングセンスが絶望的なのですが、子どもを1人育てるのも大変な世の中で、3人目から救済の対象となるという、かなり極端な政策であることは間違いありません。ビッグダディのように子どもを作りまくったら1億円もらうことも夢ではなさそうですが、これから消費税が10%になろうという時代に、国民の貧富の差がどんどん大きくなり、日本人の初婚の平均年齢がどんどん遅くなり、物理的にも3人目を作ることが難しい世の中で、2人目までは手厚い支援がもらえず、3人目を生んでようやく月額4万円をもらえるという話では、国民の「子どもを作りたい」という気持ちの後押しにはならず、3人目を作る気になる富裕層だけが得をする政策になりかねません。 また、18歳でも選挙権を与えられ、日本の成人年齢が18歳に変わろうとしている中、玉木雄一郎さんは20歳まで支給することを想定しており、実行したところでさっそく2年削られることになれば、いきなり50万円近い金額が削減されてしまう可能性さえあるのです。今はまだ計画段階なので、ざっくりとした話なのかもしれませんが、今さら「ざっくりとした話」を聞かされるのもどうかと思います。要するに、まったく話を詰めておらず、なんとなくで語っているということです。地方にある昔ながらの薬局なんかに行くと、置いてあるオムツは大人用のオムツばかり。赤ちゃん用のオムツがいっぱい並ぶような、そんな社会を取り戻したい。そのための政策が、第三子に1000万円を給付する #コドモノミクス だ。
— 玉木雄一郎 (@tamakiyuichiro) 2018年8月24日
消費税10%の使い道を「コドモノミクス」に回すという愚策
“#コドモノミクス に当面必要な1.6兆円の財源について。まず、OECDからもやめるべきと言われている複数税率をやめれば、約1兆円の恒久財源が出ます。あとは、消費税率を10%に上げるときの増税分の使い道を、6000億円分だけ、安定化から #コドモノミクス にまわせば、2020年度からでも実現できます。”――玉木氏のTwitterより 驚いたことに、玉木雄一郎さんは堂々と「消費税10%にする際に、コドモミクスの6000億円分を回せばいい」などと言っていますが、僕たち国民はこの「コドモノミクス」を切望しているわけではありません。確かに少子化は問題なのですが、3人目を作るまで恩恵を受けられない政策をするぐらいなら、他のものにお金を使ってほしいと思う人が大半ではないでしょうか。わざわざ消費税率を上げてそんなことをするぐらいなら、消費税率を大幅に下げてもらった方が、よほど国民の生活はラクになるはずですし、北朝鮮の方針転換もあって、今すぐに戦争になるリスクはなくなったのですから、青天井に上がるばっかりの防衛費の一部を子どもに回した方が、よっぽど将来の防衛が安定するという話です。 しかも、消費税を10%にすることを当たり前のように語っていますが、子どもを増やしたいというのに、消費税率を下げることは考えず、上げることを前提にしているのも微妙な話です。玉木雄一郎さんは結婚した後に子どもを何人作るかの話をしていますが、そもそも日本が少子化になっている原因は、若者にお金がないので結婚ができず、結婚できたとしても晩婚になりがちであるところにあります。国民全体が貧困傾向にある今の日本で、消費税を上げ、国民の生活をさらに苦しめた上で「3人目を生んだら1000万円」と言っているのですから、これがどれだけ頭の悪い話かは一目瞭然でしょう。若者の生活を蔑ろにして、まるで賞金のように「3人目を生んだら1000万円」と言っているのです。#コドモノミクス に当面必要な1.6兆円の財源について。まず、OECDからもやめるべきと言われている複数税率をやめれば、約1兆円の恒久財源が出ます。あとは、消費税率を10%に上げるときの増税分の使い道を、6000億円分だけ、安定化から #コドモノミクス にまわせば、2020年度からでも実現できます。
— 玉木雄一郎 (@tamakiyuichiro) 2018年8月24日
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