日本の住宅は「エアコンの効きが悪い」!? その理由とは

「エアコン設置」と「建物の性能向上」の二刀流猛暑対策を

 ではどうすればいいのか? まずは認識を変える必要がある。今年のような猛暑が、毎年やってきてもおかしくない時代になった。いまさらエアコンの設置や使用の是非について議論している段階ではない。  やるべきことは、エアコンの設置や使用を前提にしながら、建物の性能をできるだけレベルアップさせ、少ないエネルギーで快適な空間をつくっていくことだ。つまりこれから求められてくるのは、「エアコン+建物」という視点になる。  いままでの精神論に頼る「ガマンの省エネ」から、健康や経済にも好影響を与える「ガマンしない省エネ」へと、日本社会を根本的にシフトしていく時がきているのだ。 【新連載】ガマンしない省エネ 第1回 <文/高橋真樹>  ノンフィクションライター、放送大学非常勤講師。環境・エネルギー問題など持続可能性をテーマに、国内外を精力的に取材。2017年より取材の過程で出会ったエコハウスに暮らし始める。自然エネルギーによるまちづくりを描いたドキュメンタリー映画『おだやかな革命』(渡辺智史監督・2018年公開)ではアドバイザーを務める。著書に『ご当地電力はじめました!』(岩波ジュニア新書)『ぼくの村は壁で囲まれた−パレスチナに生きる子どもたち』(現代書館)ほか多数。
ノンフィクションライター、放送大学非常勤講師。環境・エネルギー問題など持続可能性をテーマに、国内外を精力的に取材。2017年より取材の過程で出会ったエコハウスに暮らし始める。自然エネルギーによるまちづくりを描いたドキュメンタリー映画『おだやかな革命』(渡辺智史監督・2018年公開)ではアドバイザーを務める。著書に『ご当地電力はじめました!』(岩波ジュニア新書)『ぼくの村は壁で囲まれた−パレスチナに生きる子どもたち』(現代書館)。昨年末にはハーバービジネスオンラインeブック選書第1弾として『「寒い住まい」が命を奪う~ヒートショック、高血圧を防ぐには~』を上梓
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