仮想通貨に「ファンダメンタルズ」は有効か? モナコインの伝道師が頼る仮想通貨のファンダメンタルズとは
2018.08.10
昨年の仮想通貨バブルで多数の億り人が誕生したが、1月以降の低迷相場で仮想通貨トレーダーも意気消沈。今なお生き残っている投資家は、いかにして稼いでいるのか? リーマン・ショックなど数々の金融危機を乗り越えてきた為替トレーダーや、仮想通貨と為替を操る二刀流トレーダーも交え、最強投資家たちが大激突!
「分析の97%をファンダメンタルズに頼っている」と話すbotやトレードで稼ぐモナコインの伝道師、仮想通貨投資家の田中Daisuke Shosaki氏。柱となっているのが、「仮想通貨の価値の源泉はハッシュレート」との信念だ。
「株では利益や売り上げ、資産などが株価の適正水準を測るモノサシとなります。仮想通貨でモノサシとなるのはハッシュレートでしょう。なぜならハッシュレートが大きいほど、ブロックチェーンは強固になり、改ざんされる可能性も小さくなるから」
そのハッシュレートが最も大きい仮想通貨はもちろんビットコインだ。
「ハッシュレートの高まりに価格が追いつていない。いずれ価格が上昇する形で是正されるのではないでしょうか。また、仮想通貨の本質がハッシュレートにあるということは、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)以外の仕組みを採用したコインは価値の裏付けがないので価格が上昇しにくいということになります」
田中氏が注目するモナコインはPoW。そのハッシュレートはどうか。
「ほぼ横ばいです。価格が上がればマイナーが増えてハッシュレートも上がりますが、一方でマイナーが増えるとディフィカルティ(採掘難易度)が高まり、採掘効率は落ちるため、マイナーは別のコインを採掘します。この繰り返しだと、ハッシュレートは高まらない」
雇用統計、GDPなどの指標はないが……仮想通貨ならではのファンダメンタルズとは?
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