仮想通貨に「ファンダメンタルズ」は有効か? モナコインの伝道師が頼る仮想通貨のファンダメンタルズとは

マイニング収益率

【マイニング収益率は最低水準に!?】「bolockchain.info」ではマイニング収益率も確認可能。ご覧のように右肩下がりを続けているため、マイナーは苦しい状況。さらに低下すれば、マイニングを撤退する人も……?

 マイナーたちが「採掘効率が悪くとも将来有望だから採掘しよう」と思うほどの材料が出ればハッシュレートは高まる。では、日々の相場を動かす材料では、どんなものが注目か。 「大きなテーマのひとつが政府の規制。取引量の大きい日本やアメリカで規制強化のニュースが出れば悪材料ですし、許容していくのなら好材料。今の日米を見ていると許容路線なので大丈夫かなと思いますが、金融庁の動向には注意しています」  昨年まで出来高の多くを占めていた中国は規制をかけている。もしも緩和の動きが出てくれば好材料だ。 「あとは新しい取引所ですね。取引所はフィアットをクリプトの世界へと運んでくれる存在。日本でもメルカリやLINEなどの大手企業が仮想通貨への参入を計画しているようなので注目材料のひとつです」  このほか、多くの仮想通貨投資家がチェックしているのが「BTCドミナンス」。仮想通貨全体の時価総額に占めるBTCの割合を示すものだ。ファンダメンタルズから値動きを分析するなら、これらのテーマに着目を。
BTCドミナンス

【BTCドミナンスが基本?】ファンダ重視のトレーダーが必ずチェックしているのが、BTCドミナンス。仮想通貨全体の時価総額に対してビットコインや他のアルトの比率をグラフ化。トレンドが一目でわかる

― 仮想通貨vsFX 「儲かるのはどっち?」最終決戦 ―
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