腕時計はビジネスシーンにおいて重要な意味を持つ。仕事に活かせる個性派時計の魅力

「真面目さ」「勤勉さ」を象徴する直線的なスクエア型時計

 ドイツ発のブランド「NOMOS/ノモス」の「TETRA/テトラ」というモデル。「NOMOS/ノモス」は「真面目」を地でいくブランド。NOMOSの時計精度は「日差8秒以内」と機械式時計の中ではかなり高い。通常、時計会社は他社からムーブメント(時計の内蔵部)の完成品やパーツを仕入れて使うことが多いのだが、NOMOSは他社から仕入れたものでも、自社内で調整、加工し、自社パーツを組み合わせ、徹底してリファインしている。その成果が高い時計精度に現れているのだ。また2005年には自社ムーブメントの開発にも成功、通常、ほかのブランドであれば自社ムーブメント搭載モデルは技術力が必要なため大変高価なものとなるが、NOMOSは20万~30万円と圧倒的に安い。生産体制の効率化なども理由のようだが、「無駄な広告費をかけない」というところにも好感がもてる。世界的なブランドながら、ホームページは非常に質素。広告費をかけてないというのも納得なのだ。
NOMOS

写真/公式HPより

 なんともドイツらしい真面目で職人気質なブランドなのである。このTETRAというモデルはそのNOMOSの真面目さを象徴するかのように、直線的でシンプルなデザインがポイント。曲線や丸型の多い時計の中でもひときわ目立つフォルム。過度な装飾ではなく、シンプルなデザインと質で勝負する時計。真面目さを表現したい人にはぴったりのモデルだ。
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