まだまだ続く炎暑の日々、乗り切るために使える涼感ガジェット厳選3品

小型でも超強風のミニ扇風機

ミニ扇風機 H900

Spigen × Tquens ミニ扇風機 H900 3,590円(税込)
https://www.spigen.co.jp/fs/spigen/H900

 最後はUSBで駆動する自分専用のミニ扇風機。「Tquens ミニ扇風機 H900」は手持ちと卓上の2パターンの使い方ができるバッテリー内蔵タイプ。交差型の6枚羽と強力出力のブラシレスDCモーターで、電力消耗を抑えながら超強風を実現している。5段階で風量の調節が可能で、ボタンを押す回数で強さを切り替え。卓上で使用するスタンドが充電器となっており、首振りなどの機能は備えていないものの、風が人の顔に届く角度である80度で設計されている。 3-2 気になる風力はというと、小型ながらなかなかのもの。試しに手元にあった卓上タイプのUSB扇風機2台(扇風機A:羽根の直径12cm程度、4枚羽根、扇風機B:羽根の直径8.5cm程度、前面7枚・背面5枚羽根)と風速を比較してみた。扇風機の羽根の位置から約20cm付近で風速計を回してみると、扇風機Aは2.3m/s、扇風機Bが2.1m/sのところ、本機はMAXで3.5m/sと圧倒的な数値を記録。最弱運転でも2.3m/sと、他機種の強運転並みの風速が出ていた。  反面、音がそれなりに大きく、周囲への配慮が必要と感じる面も。騒音計の数値は、扇風機Aが50.2dB、扇風機Bが49.1dBとほとんど変わらなかったのに対して、本機はMAXで62.3dBと静かなオフィスでは使用が憚られるほどの大きさ。一方、弱運転では47.7dBと静かだったので、周りの状況をみて段階的に強さの調節を行うとよいだろう。 3-3 ハンディとして使う場合は、落下防止のストラップも同梱されている。それなりに厚みもあるので、携帯性抜群とは言い難いが、このサイズでこの風量なら、場合によっては外に持ち出すのもありと感じる。少なくとも、うちわでパタパタと仰ぐよりは労せずに強風を浴びられることは間違いない。なお駆動時間はメーカースペックで12時間(最弱運転時)と、まずまずの電池持ち。スマホの充電器でも充電ができるので、出張のおともにも活躍しそうだ。  以上、この夏おすすめの涼感ガジェットを3製品紹介した。これから迎える夏本番。暑さを乗り切る一助として、これらのガジェットを活用してみてはどうだろう。 <取材・文/小枝祐基>
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