異色の相場師が選ぶ、今年後半注目の「食」関連銘柄は?

《鎌倉雄介氏推奨銘柄》※株価は7月6日時点 エバラ食品工業(東証1部・2819)  焼き肉のタレでトップシェアを誇っているが、主力製品の「黄金の味」を瓶からペットボトルに切り替えるコストがかさみ、前期は大幅な減益となった。その反動で、’19年3月期決算は業績改善が顕著となりそう。ポーション調味料も手掛け、"個食化"のニーズにもしっかりと対応している 目標株価 2900円 現在株価 2239円 売買単位 100株 いくらで買えるか? 22万3900円 PER 18.26倍 PBR 1.08倍 配当利回り 1.23% フジッコ(東証1部・2908)  豆類や野菜、海藻、魚などを手軽に食べられる少量パックにした包装総菜「おかず畑」シリーズが老夫婦や独居老人に喜ばれている。競合が激しく他社製品が安売り競争に晒されている中で、同社の「カスピ海ヨーグルト」は独特の食感が高く支持され、値崩れとは無縁の状況にあるのも強み 目標株価 3050円 現在株価 2706円 売買単位 100株 いくらで買えるか? 27万0600円 PER 23.69倍 PBR 1.31倍 配当利回り 1.34% セイヒョー(東証2部・2872)  新潟が拠点の会社で製氷業に端を発し、森永乳業へのOEM供給を中心に独自商品も手掛け、現在はアイスクリームの製造が売上全体の6割超に。新潟工場のトラブルが業績悪化につながったが、これは既に回復済み。会社四季報の予想も業績回復を見込んでおり、猛暑になれば大幅上振れも! 目標株価 4860円 現在株価 3730円 売買単位 100株 いくらで買えるか? 37万3000円 PER 62.95倍 PBR 1.37倍 配当利回り 0.82% 仙波糖化工業(JASDAQ・2916)  天然着色料のカラメルや粉末茶などで大きなシェアを獲得しており、足元では冷凍の和菓子製品が抜群の売れ行き。こうしたことから業績もすこぶる好調で、最新版の会社四季報予想が的中すればEPS(1株当たりの純利益)は前期実績の4倍近くに増加することになり、当然ながら株価上昇圧力へ 目標株価 1440円 現在株価 885円 売買単位 100株 いくらで買えるか? 8万8500円 PER 21.31倍 PBR 1.51倍 配当利回り 1.05% フマキラー(東証2部・4998)  殺虫剤メーカーの3番手で園芸用も手掛けている意味でも広義の「食」関連銘柄。もっとも、今回注目したのは、効き目が1か月間も持続するゴキブリの駆除剤を2月に発売したこと。「食」の衛生を脅かす害虫駆除の画期的商品で、ヒットの可能性大。海外への積極展開ももっと評価されていい 目標株価 2590円 現在株価 1910円 売買単位 100株 いくらで買えるか? 19万1000円 PER 19.58倍 PBR 2.17倍 配当利回り 1.17% クリヤマホールディングス(東証2部・3355)  ゴム・合成樹脂製品を幅広く製造し、ペプシコーラ、コカ・コーラでも認定されている飲料搬送用ホースを手掛ける。建設資材やスポーツ施設用資材も供給していて五輪特需も見込まれるが、特筆すべきはシェールガス・オイルの採掘に用いる専用ホースを製造していること。米国での増産が吉報に 目標株価 2650円 現在株価 1855円 売買単位 100株 いくらで買えるか? 18万5500円 PER 12.9倍 PBR 1.04倍 配当利回り 1.63% 【鎌倉雄介氏】 半世紀の投資歴を誇る相場師。ブログ「鎌倉雄介の株道場」で、全推奨銘柄の成績を公開し、勝率9割超。著書に『推奨銘柄95%的中! 鎌倉雄介の株道場』(ダイヤモンド社) ― 爆騰!「テーマ株」 ―
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