例年IPOが少なめの7月&8月は初値が上がりやすい!?[IPO投資]勝利の戦略
2018.07.01
そんななか、JACK氏が注目する銘柄は、6月26日に上場の国際紙パルプ商事(東1・9274)と、7月4日に上場するクラウド在庫管理システムを手掛けるロジザード(東マ・4391)。
「前者は大穴狙いです。公募割れを予想する向きもあるのですが、目論見書想定価格で予想PBR(株価純資産倍率)が0.51倍とかなりの割安で、期末に配当も行っており、利回りで2.3%あります。仮に公募割れしてもリスクが少ない。後者も初値が低くつけばセカンダリーのチャンスは大きいと見ています。6~7月のIPOのなかで注目銘柄ですね」
IPO投資と中長期で仕込むセカンダリー投資。この両刀で、夏場は負け知らずの株投資ライフを目指したいところだ。
《セカンダリーでオススメのIPO銘柄》
国際紙パルプ商事[東1・9274]6月26日上場
国内外で紙・パルプ卸売業を展開。ほかにも不動産賃貸や紙製品の加工業なども行う。業界第2位。上場に際しては700万株の公募を実施し、公開価格は344円。主幹事はみずほ証券
ロジザード[東マ・4391]7月4日上場予定
在庫管理システムのクラウドサービスによる提供を行う。クラウドサービス関連銘柄は、IPOでは根強い人気。物流業界の人手不足に対応する企業として注目される。主幹事は野村證券
改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)などIPO関連の著書も多数
【JACK氏】
個人投資家。’90年代から投資を始め、株以外にも為替や不動産などさまざまな分野で独自の投資スタイルを確立。資産も2億円を突破している。HP(http://www.jack2015.com/)
取材・文/牧 隆文 図版/ミューズグラフィック
【西堀 敬氏】
「IPOジャパン」編集長。IPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に長く尽力し、’15年より現職に。『
ハッシュタグ