告発された長谷川克弥代表代行
市民有志代表は「県警と検察に提出した告発状には、長谷川氏の問題発言を掲載した6月7日付の三條新聞を添付した」と補足説明した。筆者は、10日以上経っても調査を始める気配すらない花角知事の行動について市民有志代表に聞いた。
――6月21日の(定例会見で)花角知事に聞いたのですが、「事実関係を承知していない」と答えました。当確が出た6月10日にも同じ質問をしたのですが、その時は「事実関係を確認する」と答えたのに、いまだに事実関係を調べようとする姿勢は見られません。
市民有志代表:私たちが告発をした「被告発人」の長谷川克弥さんという方は、花角英世知事が候補者であった時の確認団体の代表代行(ナンバー2)だった方です。その方の発言について確認せず、責任も取らないということは、許されないことだと思います。
――こういう明らかなデマを流した選挙違反がまかり通ったら、大変なことになるという危機感がありますか。
市民有志代表:私たちは公正な選挙を求めて告発をしています。私自身もこれまで2回、選挙のボランティアをしたことがありますが、このような選挙妨害をあからさまに受けたのは今回の県知事選挙が初めてです。このままでは公正な選挙が行われなくなってしまう。「不正がまかり通るような選挙は今回限りにしてほしい」との思いから告発しました。
――『週刊文春』関係者にも聞いたのですが、「企画会議も通っていないし、記者も動いていない」と答えました。(6月10日の投開票日に)長谷川さん本人にも「文春の記者から聞いたのか」と聞いたら、まさにこの告発状にある「『永田町ウォッチャー』が根拠です」と答えたのです。ツイッター上の匿名の情報をさも事実であるかのように、選対幹部が記者の前で話すのは、かなり確信犯的ではないかと思いますが。
市民有志代表:そこについて私たちは非常に重く見ております。経緯として「永田町ウォッチャー」は6月5日に当該ツイートを削除、謝罪ツイートもしています。それにもかかわらず、そういった言説をその翌日(6日)にしたということは、非常に大きいことだと思います。