懲戒免職になった馬券3億円税課職員のギャンブル戦略を分析してみた
毎日新聞)
このニュースは公営競技ファンから言わせてもらえばツッコミどころが満載だ。
まずは税金を取り扱う仕事をしていた人だったという誰もがツッコミを入れられる点だ。現在ではあのハズレ馬券裁判によって馬券の利益には税金がかかることを知る人は多いだろう。購入時点ですでに税金が源泉徴収されている宝くじとは扱いが違う。
それを税金を扱う課の課長が知らないなんてだいぶミラクルだ、というかあり得ない。税のプロなんだから……。
さらにこれは一度でもWIN5などの重勝式を買った方なら知っていることだろうが、WIN5などの重勝式はネット投票でしか販売していない。つまり、購入も的中した場合の払戻も、銀行口座への入出金履歴がバッチリ残るのだ。
ちょっと昔にあった勝てる競馬予想プログラムを開発した人が、WINS(場外馬券売り場)で外国人集団を雇って馬券を購入させることでお金の流れをカモフラージュして脱税しようとする事件があったくらいだ。ネット限定の馬券を的中させて課税対象になるレベルで大勝ちしたら、早かれ遅かれ「見つかる」のは当たり前なのだが、この課長は何をもって「大丈夫」って判断したのだろうか。その考えに至った理由や根拠があったのであれば是非教えてほしい。
ただ、大きな配当を2回も引き寄せる技は一体なんだったのだろう。表に出ている情報だけでも推測できる面がある。
大阪府寝屋川市の固定資産税課の課長職であった方が競馬での払戻金を申告せずに脱税したとして懲戒免職となったニュースが報じられた。(参照:固定資産税課の課長が馬券は課税対象と知らないわけがない
絶対バレるWIN5でなんで脱税しようと思ったのか
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