「AI面接」が拡散…採用担当者の主観・先入観の排除が目的……韓国製薬業界

画像/JW中外製薬

 韓国では製薬業界の採用面接に人工知能(AI)が導入され始めている。  すでに韓美薬品が採用面接へのAI導入を発表したが、JW中外製薬(以下、JW)も積極的な様子を見せている。  JWは5月10日、2018年の上半期入社試験に「AI面接」を導入すると明かした。AI面接とは、書類内容を人工知能で精査したり、コンピューターに取り付けられたカメラやマイクから応募者の表情、口調、仕草などのデータを収集し、会社と職場に適した人材を判別するサービスである。  言い換えれば、応募者の言語的・非言語的特徴から、現在の能力、将来的なパフォーマンス、会社との相性などを見極めるためのデータを集めるシステムと言える。  JWは、これまで面接官が行ってきた審査をAI面接に全面的に代替するとしている。  1次書類選考で受かった応募者は、パソコンからAI面接を受けることができる。  同社のAI面接は「プロフィール確認」「会話形式の面接」「認知ゲーム」などの順で行われ、応募者の性格やタイプ、状況理解・対処能力など、仕事を遂行する上での資質を見抜いていく。
次のページ 
応募者はPCから自由に面接
1
2