《バトル3》XRPvsXEM 値動きが妙に連動する低単価コイン対決
最後は日本人投資家になじみの深いコインチェック銘柄のなかでも低単価である、リップル(XRP)とネム(XEM)。この2つは上場以来同じような値動きをするので、一部投資家の間では「仲良しコンビ」などといわれている。
「XRPは国際送金、XEMはプラットフォーム型と機能面ではまったく違うのに、なぜか価格が意識しあうことが多い」(ポイン氏)
ではこの異色のライバル関係をシャア大佐氏はどう見るか?
「今に限っていえばXEMの割安さが目立ちますね。コインチェックの不正送金事件もXEM自体の欠点があったわけではないし、過去にはETHが大規模な不正事件を乗り越えて大きく値上がりしました。XEMも事件を乗り越えれば未来は明るいでしょう」
XRPで仮想通貨デビューしたポイン氏も、“XEM推し”だ。
「時価総額が低いXEMのほうが値動きは“軽い”印象があります。また、NEMは仮想通貨のなかでもコミュニティの力が強く、ロゴを使ったグッズが有志によって生み出されたり、たむらけんじの焼き肉店がXEM決済を導入するなど芸能人にも“ネムラー”は多い。XEMは250円、XRPは400円の市場最高値更新を目指すでしょうが、爆発力ではXEM。まぁ正直なところ、現状はかなり価格が落ちているので“どちらも買っておく”のが正解かと思います」
限られた資金をうまく分散し、より高リターンを目指すべし。
《期待上昇率》
・イーサリアム(ETH)期待上昇率約354%
・ネオ(NEO)期待上昇率約541%
「中国版イーサリアム」の異名を持つNEO。現状はETHが圧倒的有利も中国政府との密接な関係から、NEOに対する期待は大きい。「最低500ドルには到達する。今すぐ買うべき!」(シャア大佐氏)
※各銘柄の上昇率などは4月25日の終値から算出
【ポイン氏】
個人投資家。’17年初頭に仮想通貨デビュー。アルトコイン中心の投資スタイルで1年弱で億超え。小社より5月末に著書が刊行予定。
https://www.poipoikunpoi.com
【シャア大佐氏】
個人投資家。マウントゴックス事件を経験した古株。気になる仮想通貨は背景を徹底的に精査。henashamp氏とともに行うYouTube放送も好評。
http://bitcoin-japan.space
取材・文/高城 泰(ミドルマン)