ジャンプ台の付近を見ると、山を開いて造ったのか、周囲は岩場になっています。サッカーフィールドはというと、入場ゲートの外からもピッチが丸見えなので、タダ見できてしまうような……。また、ジャンプ台の裏面側には、スノーボードビッグエアのコースやボブスレー会場が設置されており、ウィンタースポーツ会場としても有効活用されていました。 　ジャンプ競技場を含めた周辺は「アルペンシアリゾート」と呼ばれる複合施設になっていて、スキー場やゴルフ場、カジノも併設されるリゾート施設となっています。また、ジャンプ台中央にあるタワーは、ジャンプ非稼働日には有料で中に入ることができ、カフェや展望台などの施設を有する観光施設でもあります。 　早速、中国人の団体客と共にスタッフの随伴でタワー内部へ。タワーへはスタジアムのメインスタンドからモノレールに乗って昇ります。 　タワー展望台からはジャンプ台の反対側も一望でき、ボブスレーの会場などを見渡すことができました。 　さらに今回はノーマルヒルのスタート地点に立ち入ることができました（普段ここまで開放しているかは不明ですが）。選手のジャンプスタート地点から、着地点のサッカーフィールドまでの距離感や角度も実感。 　私が現地を訪れたのは昨年5月でしたが、後日、高梨沙羅選手がここから飛んで銅メダルを獲得したことを考えると、その場所に自分も立っていたというのも感慨深くなります。 　ここでサッカーの試合開始時間が近づいたので、ジャンプ着地地点と兼用となっているサッカースタジアムで行われる試合を観戦するため、いったん戻りました。