とろサーモン久保田も言及した「仮想通貨」。いまさら聞けない基礎知識を10分でおさらい
2017.12.11
※本記事は昨年12月時点の情報です。2018年1月26日、仮想通貨取引所大手のコインチェック社による暗号通貨「NEM」の不正流出の疑いが発覚する前に執筆されたものですので、その点にご注意のうえ、ご自身の判断で投資してください。(2018年1月27日 HBO編集部)
一口に仮想通貨といっても、コインの種類はさまざま。どんな要因で値動きし、またどの程度のリスクを内包しているのか知ることが第一歩になる。ここでは仮想通貨の「いろはのい」を紹介したい。
仮想通貨市場の過熱が止まらない。その代表格であるビットコインの現在の価格は、12月10日現在およそ160万円台前後を推移している。
「今年の初めは10万円台、約15倍以上も値上がりしています。最近では、高確率の的中率を誇る米国のAIが『ビットコインの価格は来年秋には200万円まで上昇する』と予測しましたが、来年秋どころか今年の12月8日にすでにその予想が的中どころか220万円台後半にまで到達してしまいました」
そう述べるのは、仮想通貨を題材にした著書もあるライターの高城泰氏。特にビットコイン市場において日本は世界一の取引高を誇る。10月の取引量は、1.8兆円にのぼった。
「現在、日本では大量のリスクマネーが仮想通貨市場に流入しています。国策レベルでも仮想通貨やブロックチェーンなど新たな産業のイノベーションを許容する土壌もある」
と解説するのは、国内大手取引所「コインチェック」COOの大塚雄介氏だ。
追い風はしばらくやみそうにない。
「今年に入り施行された改正資金決済法により、投資家保護の体制が確立されました。12月には、証券取引所を運営する米CMEグループによってビットコイン先物の上場が控えている。これは機関投資家などプロのトレーダーが動かす多額の資金が仮想通貨市場に流入することを意味します。市場拡大に拍車をかけるのは明白」(高城氏)
「通貨」「コイン」といっても、実体を持たない仮想通貨は、あくまでもバーチャルなもの。
「特定の国に属することのないコインの所有権をデジタルでやり取りするイメージです」(高城氏)
仮想通貨の価格上昇を支える要因は2点。ひとつ目は、実需の拡大だ。
「家電量販店ビックカメラでは、全店でビットコイン決済に対応済み。またDMMや風俗情報サイトマンゾクなど、身近なところでもビットコインが採用されています。利便性の高まりは、追い風になるはず」(高城氏)
世界的な歌姫・ビョークがビットコイン、ダッシュ、ライトコインで購入できる新アルバムを発売したことも話題になった。アダルトからカルチャー面にまで仮想通貨が広く浸透しているのも興味深い現象だ。
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