「宇都宮ライトレール」まもなく着工!-日本初の「新設LRT」、その計画概要は?

期待を背負ったLRTだが…中心部への延伸は目処立たず

 沿線住民の様々な期待を背負ってようやく着工にこぎつけた宇都宮ライトレール。しかし、宇都宮ライトレールが抱える最も大きな問題は、JR宇都宮駅から東武宇都宮駅附近の中心市街地(中心商業地)へと向かう西側区間(約3km)の延伸が果たせるかどうかだ。  この区間が開通すれば、宇都宮市東部から中心市街地までの利便性が飛躍的に向上するものの、繁華街の街路を通過する路線であるゆえ建設費も大きくなるとされ、未だに着工の目処は立っていない。  この「延伸問題」は宇都宮市の将来にも大きく関わるものであり、それこそが「LRTの早期整備を求める声が大きい理由」の1つでもあるのだが、それについて述べた「『ライトレール』に期待懸ける宇都宮市中心部-『タイムリミット』はすぐそこに」は近日公開予定。 <取材・文・撮影/佐藤(都市商業研究所)> 都市商業研究所 若手研究者で作る「商業」と「まちづくり」の研究団体。Webサイト「都商研ニュース」では、研究員の独自取材や各社のプレスリリースなどを基に、商業とまちづくりに興味がある人に対して「都市」と「商業」の動きを分かりやすく解説している。Twitterアカウントは「@toshouken
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