パンク寸前! 業務過剰によるストレスを乗り切る効果的なタイムマネジメント

ウエイティングを見極める

 机上に置かれた本日処理する業務を、さらに分解して、「アクション」と「ウエイティング」に分解する。「実施」と「待ち」に分けるのだ。自分がアクションすることから始める業務と、相手のアクションを待って、その上で自分がアクションする業務とに区分する。  演習を実施していると、これらが混在して、思い悩んでいるケースが散見される。少なくとも、「待ち」の業務については、待っている間は、思い悩む必要はない。  このように、タイムマネジメントひとつとってみても、既存予定と未処理予定、オン・ザ・テーブルとアンダー・ザ・テーブル、アクションとウエイティングの分解をすることで、ストレスが軽減されるのであれば、試してみてはいかがだろうか。 【山口博[連載コラム・分解スキル・反復演習が人生を変える]第50回】 <文/山口博> 【山口 博(やまぐち・ひろし)】グローバルトレーニングトレーナー。モチベーションファクター株式会社代表取締役。国内外企業の人材開発・人事部長歴任後、PwC/KPMGコンサルティング各ディレクターを経て、現職。近著に『チームを動かすファシリテーションのドリル』(扶桑社、2016年3月)、『クライアントを惹き付けるモチベーションファクター・トレーニング』(きんざい、2017年8月)がある
(やまぐち・ひろし) モチベーションファクター株式会社代表取締役。国内外企業の人材開発・人事部長歴任後、PwC/KPMGコンサルティング各ディレクターを経て、現職。近著に『チームを動かすファシリテーションのドリル』(扶桑社新書)、『クライアントを惹き付けるモチベーションファクター・トレーニング』(きんざい)、『99%の人が気づいていないビジネス力アップの基本100』(講談社+α新書)、『ビジネススキル急上昇日めくりドリル』(扶桑社)がある
1
2
3
チームを動かすファシリテーションのドリル

「1日1分30日」のセルフトレーニングで、
会議をうまく誘導し、部下のモチベーションを自然にあげられるようになる!