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須田社長(左)と聞き手の山口博氏
須田さんにお会いして、また、社員の人々と交流するようになり、これほど自律裁量に富んだ組織があるのかと驚愕した。その原動力は、どうやら、退路を断って、一点集中で、あとは、社員の考え、行動、成長を支援することに徹した経営を、いいかげん(良い加減)にしていくことにあるようだ。
まさにモチベーションファクター(意欲の源泉)を梃にした経営だと、私には思える。全国で、肩肘張りながら空回りしながら苦悩している経営者たちに、泣きながら働いている社員たちに、どうしても須田さんのメッセージを伝えたかった。「経営者ががんばり過ぎるとろくなことはない。いいかげん(良い加減)が一番だ」
須田 騎一朗(すだ きいちろう)●ユナイトアンドグロウ株式会社代表取締役社長。出版社、マーケティングリサーチ会社、パソコン通信会社、広告代理店などで活躍後、テクニカルサポート代行サービス会社を設立。2005年、株式会社テクネット(現ユナイトアンドグロウ株式会社)を設立し、現在に至る。
【山口博[連載コラム・分解スキル・反復演習が人生を変える]第48回】
<文/山口博>
【山口 博(やまぐち・ひろし)】グローバルトレーニングトレーナー。モチベーションファクター株式会社代表取締役。国内外企業の人材開発・人事部長歴任後、PwC/KPMGコンサルティング各ディレクターを経て、現職。近著に『
チームを動かすファシリテーションのドリル』(扶桑社、2016年3月)、『
クライアントを惹き付けるモチベーションファクター・トレーニング』(きんざい、2017年8月)がある