LCCより安いフラッグキャリアに乗ってみたらこうなった

10分後に今度は前倒し

 ベトナム航空の19時発便で確定だということを再確認し、カフェにでも行こうかと思った筆者のところに女性社員が走ってきた。 「どこに行くんですか?」という。19時の便は満席で18時半のタイ国際航空に振り替えになったそうだ。筆者が直接女性社員に確定の再確認をして10分くらいのことだ。時間がないので今すぐそちらのゲートへ移動しろということだった。何人かはそのゲートを離れているので、タイ航空便に搭乗できなかった人もいたのではないだろうか。  こうして、本来は13時にホーチミンに到着するはずだったが、結局21時半着。8時間半遅れの大遅延となった。やはり安いチケットにはなんらかしらの問題はあるようだ。ただ、振り替えが用意される分はLCCよりマシなのかもしれない。  また、今回はホーチミン経由にしたが、どういうわけかハノイ経由便はバンコク-ハノイ間、ハノイ-成田間の機材はきれいで新しいものだった。利用経験者に聞いても遅延は見たことがないという。今回のホーチミン便もたまたまだとは思うが、フラッグキャリアはその国の首都経由がいいのかもしれない。 <取材・文・撮影/高田胤臣(Twitter ID:@NatureNENEAM)>
(Twitter ID:@NatureNENEAM) たかだたねおみ●タイ在住のライター。最新刊に『亜細亜熱帯怪談』(高田胤臣著・丸山ゴンザレス監修・晶文社)がある。他に『バンコクアソビ』(イースト・プレス)など
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