できる限りモノを持たないほうが幸せ!?「ミニマリスト」という生き方
消費を拡大しつづける生き方に飽きた人が増えている
もう現代の経済システムでは、経済成長はできない
『日経ビジネス』の7月31日号では、「消費多様化の終わり」と題した特集を組んでいる。
それによると「消費者は疲れている」というのだ。同誌によれば、例えばアパレルの国内市場規模は1991年から2013 年の間に3分の2に落ちているのに、商品供給量は倍増。結果として、購入単価は約半分にまで落ちたという。
デフレの正体はここにある。消費する人が減っているのに、企業はたくさん作る。すると売り上げという少ないパイを奪い合うことになる。だから値段を下げて販売せざるをえず、デフレに向かう。
日銀がいくら「インフレ目標2%」などを掲げて莫大なお金を市場に流したところで、インフレにはならない。目標達成の時期をすでに6回も延期しているが、永遠に到達はしないだろう。
もう現代の経済システムでは、経済成長はできない。無理に経済成長をしようとするほど負け組が増え、一部の勝ち組だけが潤い、格差が拡大するだけだ。
「モノを買わない、モノを持たない」という新しい世代の登場と新しい価値観の登場。それは人類がこの星で生き延びてゆくために必然で、正しく楽しい選択なのだ。
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